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みきほ氏ブログ

川崎在住、トリリンガル。日本にくる外国人観光客事情と対応術、インドネシア・マレーシアまわりのことを中心に書いています

BABY BABY BABY 見てきた

baby baby baby!
週末公開のこの映画の試写会に、就活中の友人ふたりと行ってきました。
日本初!?の出産コメディです。

感想3点
1.キャリアウーマンと子育ての両立は限りなく不可能に近い
2.男は無職か九時五時じゃないと子育てに参加しづらい
3.産むって大変

1)キャリアウーマンと出産の両立は限りなく不可能に近い

主人公は男社会をたくましく生き抜いたキャリアウーマンです。
お茶汲みからはじまり、上司のセクハラや男性社員の嫉妬にも耐えて生き抜いてきたと描かれています。
「仕事のできる女は誰からも妬まれ嫌われる」そういうことも含めて男社会かな。
オトコシャカイオトコシャカイ言われていますが、実態がつかめない男社会。優秀な女性からみたその男社会の演出がうまい。
そんなたくましい人でも、育児と仕事の両立はできなかった。
「仕事復帰したら、(漢字も読めない)あんなやつの部下になるのよ」たくましい人だからこそ難しいのかもしれません。
しかし、現実にバリバリキャリアを積んで育児をしながらキャリアを続けれる環境のある会社は日本にどれほどあるのだろうか?
現在就職活動をしていることもあり、あらゆる企業の女性総合職事情を知ることができました。
多くの企業は、うちの会社は女性も(総合職で)活躍している、働きやすい、くるみんマーク取得済み、そういったことを呼びかけています。
本当か?OB訪問なども複数社しましたが、実際は非常に難しいような印象を受けました。
入社2−3年の文系総合職の女性で「だけど、それは先輩たちに前例がないからで、これから私たちががんばってそういう空気を作ります」とおっしゃっている方もいます。10年越えてると結構そのへんを冷めた目でみていて、会社にもよるけど「まあがんばってちょうだい」ってちょっと他人事っぽい。

そういうことを知るのにいい資料になったのが、『就職四季報女子版』です。
ざっと見ると、女性も活躍している企業は結婚率が低い。女性も結婚後出産後活躍している企業は、女性研究開発(技術)職が多い。
『女性社員も総合職として活躍しています!!!!(※ただし結婚していません)』
『女性社員も育児と仕事を両立させて活躍しています!!!(※ただし理系女子に限る)』
という実態が見えてきます。
もちろん、文系総合職(営業職)でも仕事と育児を両立できる企業もあるんだと思いますが、ごくごくわずかだと思いました。
じゃー一般職なら長続きするのかって言うと、そうでもないよ。ぜんぜん。
ここは私が見聞きした情報でないけれども、育児休暇終了後職場復帰すると自分の居場所がなくなってしまう事が多いというのは総合職も一般職も変わらないらしい。
少なくとも私は80社近くみましたが、そのへんケアしている会社は2社しか見つけることができませんでした。

文系女子っていうのは数が多い割にどうにも使いようがない存在だ、私は甘かったなって実感しました。
某理系女子の友人が理系女子って宙ぶらりんよねっていう記事書いてたけど、社会において文系女子が宙ぶらりんな存在だぜマジで

手に職がある女性(看護士、教師なども含む)は本当に強いよ。そういう意味でもさ。

2)男の人無職か定時じゃないとかんたんに子育てに参加できない?
ここで出てきていた出産を見守れる立場のオトコの人たちは失業中であったりフリーのカメラマンであったり、時間に余裕がある人が多い。

ということは世間一般的なオトコの人は、父親教室に行くことはおろか、出産に立ち会うことだって難しい。
一般企業じゃあかなり無理じゃないのかなあ。
作中で、

男は女が妊娠しても自分が父親になったっていう実感が無いのよ。
だから、夫を頼ること。
妊婦でつらいからあれとってコレとってっていちいち夫を使えばいいの!

というアドバイスがあったけれども、相手の仕事内容や間柄にもよるけど、そんなことできないよ。
朝の9時から翌朝5時まで頭をフルに使い肉体の虐め抜きながら鉄を作っている男や、
スーツに塩が吹くのが素晴らしいとされる文化のノルマ証券社員、
朝から晩迄地元の社長にぺこぺこしてストレスためまくった銀行マン、
朝から晩までビリーズブートキャンプ級の運動量である警察官は、
家に帰ってから自分の赤ちゃんをお風呂に入れてあげる余裕があるのだろうか?
そういう人たちがパートナーとなった場合、「ちょっと腰しんどいからお水持ってきてくれない?」ってなかなか言えないよ。。。
夫になる人になら言えるのだろうか??
結婚したこと無いからわかんないよ!!!!

でも男の人が子育てに参加したいならば、男の人はめちゃくちゃ大変だと思うよ。
男の人に求められる能力が非常に高い。女も大変だけど男の人も大変だよ。


あと劇中の父親教室の内容は非常に面白かった!
父親が砂袋をおなかにつめてやる『妊婦体験』は義務教育に取り入れるべきだと思った。
それも1授業の1時間じゃなく2−3日おなかを重いままにして、いかに妊婦生活が大変か体感したほうがいい。
そうすれば、『流産させる会』とか結成されないと思うなー。

3)出産痛い
最後の30分くらいは5人?の妊婦がひたすら出産を続けるシーンがあるのだけど、見ているだけで肩とおなかがすっげー疲れた。力入れた。
見ているだけでも辛い。力んじゃう。
これは映画だからみんなせいぜい20分くらいで出産しちゃったけど、3時間苦しむっていう話も聞くし、それどころか1日以上力んで産むっていう話も聞く...
本当はあんなもんじゃないんだろうなー

「もうだめ!我慢できない!帝王切開して!!!」
って叫んじゃうぐらいなんだもんなあ。

また、子供はオギャーと泣きながら産まれてくるとは限らないっていうことも知りました。
みんなの子供はオギャーと産まれてくるのに自分の子供だけ泣かなかったら、不安でたまらない。。。
月並みの言葉だけど、命を産むことは大変だわ。文字通り。いろんなことが大きく変わるし、たいへん。

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