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みきほ氏ブログ

川崎在住、トリリンガル。日本にくる外国人観光客事情と対応術、インドネシア・マレーシアまわりのことを中心に書いています

ジャカルタ1号店に殺到したUNIQLOファンはどこから来たのか?

 日本では「国民服?」と錯覚するほど誰もが着ているファッションブランド「ユニクロ」が、今月22日にインドネシア1号店をオープンしました。NHKなどの報道によると初日には大行列、店内は入場制限があるほど「ゴミのようだ」的な人の多さ。この人たちーーユニクロファンあるいは予備軍は、いったいどこからやってきたのでしょうか?

 ユニクロの東南アジア戦略は2009年のシンガポールからスタートし、翌年にマレーシアのクアラルンプール、それからタイのバンコクと続きました。そしてこのたび、インドネシア上陸なわけです。

 インドネシアでのユニクロの知名度はとても低い。知っている人はいますが、親戚が日本に住んでいる人、日本に住んでいた事がある人、日本カルチャーファン、シンガポールによく行くという富裕層+αに限られます。圧倒的大多数は「ユニクロ?なにそれ食べれるの?」という程度の認識でしょう。

 そんなユニクロインドネシアでやったプロモーションが、これ。インドネシアでのPR戦略の鉄板と言える、SNSでのPR。このリアルとの紐付けの仕方がおもしろく、たのしい。

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 ジャカルタが世界有数のツイッター発信地だったり、インドネシアフェイスブック利用者数がトップクラスだったりとSNSの利用が活発な地域。「自己顕示欲が強いから」、「渋滞で暇すぎるから」、「人とのつながりをとても大事にする民族性があるから」、「うわさ好きだから」ーーといろんな理由がありそうですが、とくにフェイスブックはみんな大好きです。

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 3月ごろに、釜揚げうどんの丸亀製麺が1号店を出した高級モール「タマン・アングレック」にUTの展示+フレームありの全身プリクラのような写真機(ユニクロ・ハッピーカメラ)のユニクロプロモーションブースを設置しています。スタッフが2−3人常駐して、写真機の使い方を説明したり、来場者にフェイスブックのファンページに「いいね!」を押してもらってステッカーなどのユニクロアイテムを配っていました。

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 正直UTの展示は照明の関係もあり「ぱっとしない」印象でしたが、この写真機がおもしろい。

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カラフルでポップなフレーム、インドネシアでのユニクロキャンペーン芸能人のふたりとのツーショット撮り放題。みなさんゴキゲンで撮りまくって、まさにハッピーカメラです。日本でハヤリの進撃の巨人ごっこもできそう!
ユニクロハッピーカメラの製作はチームラボさん。ポップでいい仕事してますね。

 撮った写真はファンページにアップされているので、写った写真が欲しい人はファンページを探さなきゃいけないわけです。そして自分の写真をタグ付けしたりシェアしたりして、「友達」に写真を見せびらかす。
 そうやって、ユニクロを知ってもらい、興味を持ってもらう。このキャンペーンが始まったのが3月なので、「3カ月間」という長過ぎず短すぎず、飽きさせないほどよいPR期間も良かったと思います。そういうわけで、あのユニクロオープン初日からきた人たちは「SNSが連れてきた」、ひいてはチームラボが連れてきた、と言っても良さそうですね。
 

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 ユニクロは当初「SNSを使ったキャンペーンで10万人にユニクロ商品を配る」と息巻いていましたが、6月25日現在ファンページの「いいね」数は7万8000超程度。目標には達していなかったけれども、オープン初日に300人以上の行列ができたという話題を作ったあたり、大成功なんじゃないでしょうか。世の中「いいね」は集まったけれども、大して効果がないということも少なくありません。

 ただ一人の日本人として、世界に出てファンを増やしていくユニクロを応援したい気持ちで一杯です。頑張れ、ユニクロ!「すごいぞ!」「ユニクロって日本のブランドなのよ」と言わせてください!