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みきほ氏ブログ

川崎在住、トリリンガル。日本にくる外国人観光客事情と対応術、インドネシア・マレーシアまわりのことを中心に書いています

【ステマ】ジャカルタでお酒を売るには?「JADDI」に売り込もう!

 アルコールを禁忌とするムスリムが人口の9割を占めるインドネシアでも、年々アルコール飲料の消費量が増えているようです。誰が飲むか? 人口の残り1割、特にお金持ちの華人系ーーだけというわけではありません。「泥酔しなければ問題ない」「これはジュース」と自己解釈しワインをたしなむ、オチャメなムスリムも増えています。そして、ワインだけでなく、日本酒ジャパニーズ・サケへの関心も高まっているようです。

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 明日18日には、プラザ・インドネシアの「THE PLAZA」に入るダイニング「ENMARU」で料理コースと日本酒7種のペアリングのコースが食べられるイベントがあるよ!コース1食1万5000円+税金なので、軽く2万円くらい。高すぎる?いや、でもそれだけ需要がある、ってことなんですよ

 欧米のみならず、親日国であるインドネシアもまた、日本酒を売る一つの市場になる国。今回は海外市場を求める酒造さん向けに、またジャカルタでお酒を飲めないとブーたれてる駐在員さんとそのご家族、インドネシアのアルコール飲料事情をお伝えします。

  • イスラム国インドネシアとアルコール
  • ワインブームからの日本酒ブーム
  • JADDIの取り組み

イスラム国インドネシアとアルコール

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 インドネシアにも「地ビール」(「ビンタン・ビールBintang Beer」「バリ・ハイBali Hai」)、「地ワイン」(Hatten Wine)があります。でも、主な生産地・消費地はバリ。世界的観光地であることに加え、バリは独自のバリ・ヒンドゥー文化圏。バリ人もアルコールを堂々とがぶがぶ飲めるわけです。(そんなに飲んでる人はいないけど)

 一方、首都ジャカルタはイスラム圏。大半がムスリムなので、アルコールをがぶがぶ飲める雰囲気ではありません。「アルコールはダメ人間が飲むもの」という考えもあるので、白昼堂々はおろか、タクシーの中で缶ビール飲むなんてしちゃ「みっともない」って思われちゃいますヨ。(あなたが「思われてもいいや」って思うのは勝手ですが、「日本人」がみっともないって思われるのでやめてね★)

ワインブーム、からの日本酒ブーム?

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 ジャカルタでのワインブームは2000年代後半頃から始まり、私がジャカルタに来た2010年には、富裕層が集まるような高級レストランやモールなどにワインセラーがちょこちょこありました。

 しかし、輸入税、酒税がめちゃくちゃ高い。基本金持ちしか飲めない「贅沢品」という訳なので、税金が高く設定されています。日本で600円くらいするワインが4000円くらいで売ってます。高くてよう買えんわ。

 

 アルコールの輸入は誰もがサクッとできるわけではありません。政府からアルコール類輸入輸入の許可を獲得する必要があり、それを獲得しているのはたった10社程度。そのうち、事業を続けている業者は3−5社と聞いています。

 そのうちの一つが、「JADDI International」。ここは同社は日本酒ブームを見込んでいるのか、はたまた日本酒ブームを起こそうとしているのか、「日本酒はインドネシア人にウケる」と信じ、日本酒輸入部門を設置しました。日本酒を世界に出していきたいという酒造さん、日本のお酒メーカーさん、インドネシアでお酒を売りたいのであれば、「JADDI International」が鍵となります。

JADDIの戦略

 インドネシアでお酒の輸入許可・販売許可もろもろを取得するには、だいたい半年から1年かかるそうです。すべてのブランド、商品ごとにその許可が必要。せっかく販売許可をとったのに、そのお酒が販売中止になっては意味がないので「当面はナショナルブランドのロングセラー商品を優先的に取得する」とのことです。日本酒部門のスーザンちゃんとしては「甘いフローラルなお酒、スパークリングとか、ああいうのインドネシアの人好きだからどんどん入れたいんだよねー」。

 ちなみに、冒頭で紹介したイベントもJADDIもかかわっています。イベントなどで日本酒を紹介して、富裕層を中心に日本酒ファンを増やそうという戦略。これは本当にありがたい試みです。

 

 スーザンちゃんたちは今後、1年に2−3度日本にきて、買い付けおよび酒メーカーに交渉に行くそうです。「インドネシアにお酒売りたいって言う酒造いたら教えて」「ユニークなお酒会ったら持ってきて」というメッセージを受けているので、インドネシアに日本酒を売りたいというみなさんは、ぜひmiqihoまで一度連絡をください!

 

(ちなみにスーザンちゃんって書いてますがアラフォーです。でも美人です。)