日本人声優も起用?スラバヤの戦いを描いたインドネシア製アニメ「Battle of Surabaya」
昨日に続き、第二次大戦の流れを汲んだ混乱期を描いた作品を紹介。インドネシアで珍しい、戦争アニメ映画「 Battle of Surabaya」です。
映画予告編に特化した国際映画祭「International Movie Trailer Festival」でも賞を獲得しているようです。制作はジョクジャカルタの映画製作会社「MSVpictures」。2015年8月20日、インドネシアで封切りの予定。
アニメの戦争映画って、ファンタジーを除いては、現代ではとても珍しいですよね。実際に起きた戦争を題材にしたアニメ映画は「火垂るの墓」くらいじゃないでしょうか。そんなジャンルの作品をインドネシアの人々が作った、というのはちょっとムネアツかも。
スラバヤの戦い
ここで描かれる「スラバヤの戦い」は、インドネシア独立戦争の一幕です。インドネシアは日本軍が進駐する前まで、約350年にわたりオランダの植民地支配を受けていました。終戦後、「インドネシア」としてスカルノ初代大統領らが独立を宣言しますが、旧宗主国のオランダはそんなの納得できません。イギリスと組んでインドネシアに介入しますが、インドネシアの青年たちはそれに対抗し、武器を手に取ります。というより、旧日本軍の武器を奪います。
この独立戦争には、何千人もの旧日本兵が参加しました。この作品でも、日本人の声優を起用しているあたり、旧日本兵が何人かそこそこのキーマンとして登場するのではないでしょうか。うーん、やっぱりムネアツ。どう日本人が描かれているか、気になるところです。
予告編はこちら
こちら、英語版の予告編。
Battle of Surabaya - Official Trailer [English Version ...
インドネシア語のほうが得意という方はこちら。こっちのほうが臨場感があります。
Battle of Surabaya Official Trailer (Version ...
【追記】じゃかるた新聞の前山つよし記者が、バトルオブスラバヤについて記事を書いております。