読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

みきほ氏ブログ

川崎在住、トリリンガル。日本にくる外国人観光客事情と対応術、インドネシア・マレーシアまわりのことを中心に書いています

ジャカルタ邦人女性殺害事件から、女性たちに伝えたいこと

インドネシア インドネシア-ジャカルタ生活情報 時事 時事-世の中

7日、南ジャカルタ・トゥベトのアパートメント・カサグランデで、日本人女性(28)が遺体で見つかりました。私と年が近い女性という事もあり、他人事ではありません。まず、心よりご冥福をお祈りします。

今回の記事では、

1.事件の時系列について(9日13時の段階)

2.みきほ氏の見解

3.海外で一人暮らしをしている女性に伝えたいこと

4.すべての女性に伝えたいこと

の順でお送りします。長いです。

1.事件の時系列について(9日13時の段階)

地元メディアに、事件のかんたんな時系列を扱った記事がありましたので紹介します。

記事によると、邦人女性は4日(金)23時ごろ、アパートの帰宅。モール・タマンアングレックに行ったあと、運転手さんに送ってもらっています。

アパートのロビー到着後、すぐにエレベーターで10階の自室に向かいます。しかし、すぐにロビーに戻ってきます。ロビーにいた人によると、邦人女性は「部屋の鍵が壊れている」と言っていたそうです。

ロビーの監視カメラは、邦人女性がそのままロビーにしばらく座っている様子を記録しています。しばらく経ってある男性がロビーに到着します。邦人女性がその男性とともにエレベーターの方角へ歩いていくところも監視カメラに映っていることから、二人で10階の自室に向かっていったようです。その後、邦人女性も男性もロビーの監視カメラに映ることはありませんでした。

7日に邦人女性宅から異臭があり、事件が明るみに出ました。

2.みきほ氏の見解

偏見と直感ですが、「この男が意図的に鍵を壊して自分を呼ぶよう仕向けたんじゃないか」。

悪いことをするやつは古今東西いるものです。

狂言強盗的に、鍵業者を装った人物が意図的に鍵を壊し、自分を呼びつけるように仕向けたのはないのか。前々から鍵業者を装って邦人女性に近づいていたのかもしれません。

あるいは、まったくの他人。手当たり次第にアパートメントの鍵を壊し、ロビーやエレベーターの中など目につくところに鍵業者としての広告をちりばめ、自分に連絡がくるように罠を仕掛けていたのかもしれません。

(と、偏見と直感をもとに書きましたが、実は顔見知りの友人の犯行ということも考えられます。日系メディアによると、知人の犯行、それも2人以上とのことで、交友関係を中心に捜査しているとのことです。続報を待ちます。)

3.海外で一人暮らしをしている女性に伝えたいこと

このニュースを見て、ジャカルタにいる方はもちろん、ほかの海外で一人暮らしをしている女性は、ショックを受けたと思います。他人ごとじゃないわ、と。

私だって、そうです。5年前の私は、彼女だったかもしれない。

5年前の自分に送るメッセージとして、海外で一人暮らしをしている女性に3つほど伝えたいです。

★その1:女の一人暮らしはナメられる

f:id:m_h:20150910165711j:plain

「とりあえず腕力では勝てそう」という理由、あるいは「判断力なさそう」という理由で、一人暮らしの女性をナメてかかってくる人がいます。同時に、古今東西、老若男女「一人暮らしの女性はナメられて当たり前だ」と考える人もいます。

本音としては「ナメられてたまるか」とタンカ切りたくなる方もいると思います。でも、これは事実なのです。

自分は「ナメていい存在と認識されている(そう認識するヤツがいる)」ということを自覚した上で、自分の危機管理能力を一度見直してください。

★その2:当地の人をバカにしない

これは日本より経済的に遅れている国で一人暮らしをしている女性のみにあてはまることかも。当地の人をバカにしない。

こちらのブログでも何回か言及していますが、海外で生活するにあたり、「その国に住まわせてもらっている」「その国でビジネスさせてもらっている」という気持ちがあるとないとでは、当地の社会での反応がぜんぜんちがいますよ。

当地の人をバカにしてると、意図してないと思うけど、伝わっちゃってるよ。そういう目線。

「本来ナメていいはずの存在」がそんなウエメセでかわいくない存在だと、ターゲットにされやすい。悪いことするようなやつの、怒りのはけ口になりやすい。

自分から「狙ってください」と言っているようなものです。

★その3:何でも自分で解決しようとしない。相談できる人をなるべく早く確保する

繰り返しますが、悪いことをするやつは古今東西いるものです。日本も含めて。

「なんかおかしいな」って事があったら、むやみに自分で解決しようとせず、「とりあえず」のノリで相談できる人を確保しておきましょう。現地で長く住んでる同じ国出身の人がいいです。もしくは、身元のしっかりした現地の方がいいです。

就職で渡航した場合は上司、上司との関係が気まずかったら上司の家族に。当地の方と日本人のハーフの方、当地の国籍を取得した元日本人、などなどいろいろいらっしゃいます。そういう人を見つけ、心を開けるようにしておきましょう。自分の身を守るために。

迷惑をかけた、と思ったら、そのかけた分の迷惑をかえせばいいだけです。その人にかえすことができないなら、次の世代にかえせばいいのです。

4.すべての女性に伝えたいこと「シミュレーションしよう」

この事件を「外国で起こった事件。自分には関係ない」と思わずに、「自分だったらどうするか」ということをシミュレーションしましょう。そういったシミュレーションの繰り返しが、ご自身の危機管理能力向上につながります。

先述の通り、「女はナメていい」と思っている人、あるいは「女はナメられて当然だ」と考えている人はまだまだいます。そして、悪いことするヤツも、古今東西いるものです。日本にだっているのです。

今、セキュリティ万全のマンションに夫と二人で住んでいますが、住民にくっついていけば、不審者も闖入可能というのが実情です。ひとりで夜を過ごさなくてはならないときに、「鍵が壊された」「夜11時」というシチュエーションになったら。正しい選択が下せるとは思えませんでした。 

避難訓練と同じ。いつ役に立つか分かりませんが、予習して損はないと思いますよ。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

<追記>