みきほ氏ブログ

川崎在住、トリリンガル。日本にくる外国人観光客事情と対応術、インドネシア・マレーシアまわりのことを中心に書いています

国勢調査2015:怪しい調査員の見分け方について【追記あり】

 Twitterなどで「お?」と思わされる国勢調査関係のツイートなどが視界に入るので、ちょっとだけまとめます。

ちなみに、国勢調査は日本国に住んでいる人全員の義務です。日本にいる外国人は答えなきゃダメだけど、海外にいる日本人は関係ないですよ。安心してね。

Q:調査員を名乗る人が家にきました。国勢調査ってネットでできるって聞いたけど、これ怪しくない?

A:怪しくないです。回答に必要なIDとパスワードとURLを書いた紙(封筒入り)を、調査員が各世帯に手渡ししていますので、受け取ってください。

 ネットで国勢調査をやるためには、IDとパスワードが必要です。世帯番号とIDとパスワードをセットで管理しているため、盗難悪用を避けるため調査員が各世帯に手渡しするのが原則となっています。

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平成27年国勢調査を実施します! | 北海道江別市公式ウェブサイト

Q:調査員を名乗る人から事前調査として門前でいろいろ聞かれた。ネットでやるから事前調査いらないんじゃないの?こいつ怪しくない?

A:怪しくないです。ネット回答ができるのは1世帯あたり9人までのおうちのみなので、その事前調査として世帯人数を聞きます。

調査員の質問の流れとしては、「世帯人数を確認(男性何人・女性何人住んでいますか?と聞く)」⇒「9人以下ですね、ネットで回答できますね。こちらにIDとパスワードはいってるのでネットでやってください」と封筒をお渡しするのが、本来のありかた。

参考:国勢調査2015インターネット回答の推進について

 

Q:知り合いの家は国勢調査の紙ポストに入ってたらしいんだけど。

A:それは調査員がサボっている事案です。

調査員の紙の配布期間は10日から12日まで。この後も、ネットで回答できないおうちに訪問したりなど、作業が続きます。

しかし、今回の国勢調査員のメイン業務は「インターネットで国勢調査が出来ます説明」&「ネットID配布」ともいえます。初日の10日からこれらを直接説明&手渡しでする努力を一切放棄し、安易にポストインしてしまう調査員を、サボり事案と見てしまうのは、私だけでしょうか。(追記:9/11 23:16)

ちなみに、国勢調査員はまあまあな報酬が発生します。以下は留萌市の例。

報酬
調査世帯数等によりますが、概ね次のとおりです。
 1) 1調査区 60世帯程度 約43,000円
 2) 2調査区100世帯程度 約77,000円

国勢調査の調査員の募集について

 個人的には、ネットの正義感あふれる方々には、「本来個別に個別に訪問しないといけないところを、60件ポスティングするだけで43000円の報酬!許せん!」と義憤を燃やし、怠惰な調査員を調べ上げて家を特定するなり、役場に報告するなりしてほしいですね。と鼻息荒く書きましたが、自治体やマンションの組合で無理矢理やらされている上、報酬もあまりもらえないような調査員もいるそうなので、難しいところです。

↓現役調査員の方の声

↓これはアカンやつ。

 

悪意あるヤツがアトランダムに封筒すげ替えたりしてたら、集計のときめっちゃエラー出そう。

↓全国の調査員の意見です。あわせて読みたい。(追記)

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

Q:調査員が怪しいか怪しくないかって、どうやって見極めりゃいいの?

A:こちらの画像を参考にしてください。

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www.city.hachioji.tokyo.jp

Q:いままで国勢調査とか来たことないんだけど。今年からきてびっくりしてるんだけど。

A:5年に1度、毎年行われているはずです。

自分がいないときにご家族が回答されていたんじゃないでしょうか。5年前はわかりませんが、10年・15年前はは個人情報がそんなにうるさくなかったので、気に留めなかったのかも。

あと、田舎だと本家が分家(親戚)の分をまとめて回答しちゃうとか、町長さん・区長さんが調査員を請け負って住民の分をまとめて回答しちゃうとか、そういうのがあったかもしれません。

 

その他、ご質問あれば答えられる範囲でお答えしますー。

「なんでお前そんなに詳しいの?」と聞きたい方は、メールを下さい。個別に回答します。