まとまりなく、つらつら書きます。
前置き
ちょっと前の話ですが、そんなことありましたね。「やっぱり日本の都会オッカネーナー」とびびっていました。そんなときに、シノヅカヨーコさんのこちらのエッセイを読みました。
「なるほど」。とても納得させられました。
人は着るもの・持つ物で、「他人からどう見られたいか」をある程度調節できることができます。これを一番痛感したのはインドネシアの伝統服飾文化を取材しているときでしたが、今回それは割愛します。
女性から「あるある」な声がちらほら
FBにて同記事を共有してみました。友人たちがコメントをくれました。
いつもしっかりメイクをしておしゃれな若いマダムチックな格好をしている高校の同級生(美人)は「(武装してるから)私痴漢に狙われないんかも」。
小柄な薄化粧の中学の同級生(美少女)は「パーマとれてから、すっぴん・薄化粧のときにオッサンに因縁つけられるようになった」。
はてぶコメントも見ると、「あるある」意見が出てきます。
改めてまとめると、
地味な、おとなしい格好⇒変なヤツがナメてかかって見下してくる。変なヤツからすると因縁つけやすい存在
しっかり化粧・背筋伸ばす・武装を意識した格好⇒ナメられにくい。変なヤツからすると因縁つけにくい存在
といえそうです。
実験:化粧で武装してみよう
私はと言えば、いまのところ一回を除いて、特筆すべきナメられた経験はないです。しかし、今後ベビーカーを持って公共交通機関を使う立場になると、変な人にナメられるかもしれません。めがねだし。
というわけで、実験的に武装して都内に出かけてみました。
着るもの・持つものは変えません。化粧を変えてみました。
通常時(市外に出ないとき)
武装時(都内に出るとき)
チークをルナソルのクリーム⇒シャネルの固形に変え、マスカラとアイシャドウと口紅を加えました。CCクリームで目の周りのクマとシミをいつもよりしっかりめにカバーしました。マスカラ、なくなってたので、武装のためにわざわざ買いにいきました。
口紅はこちらのRD-05。かなりはっきりした赤です。赤いリップは存在感あるわー。「武装」ってかんじ。
服装は、前回紹介した無印のシャツワンピース+NBのスニーカー+リュックです。そんなにイケイケな感じはしないです。
結果:オジサマに席を譲ってもらえた
結論としては、初めてオジサマに席をゆずっていただくという体験ができました。それも2回も、いずれも優先席じゃないところで。
こういうのは、たまたま居合わせた人にも左右するので、化粧との関係は断定しづらいのは承知の上です。腹が目立ったのかもしれないですし。ただ、化粧変えただけで今までなかったことが2回も起きるとは。おどろきましたね。
これまで公共交通機関で席譲ってもらうことは数回ありましたが、いずれも女性。男性に譲ってもらったこと、一回もなかったんですよ。いや、ほんと。感動しました。オジサマにはゆずっていただいたときと降りるとき、それぞれお礼を伝えました。ありがとう。感動をありがとう。
しっかり顔作ってると、男性には「席ゆずれ」と威嚇してるように見えるんだろうか。
一方、女性から席をゆずっていただくことはありませんでした。今回は自力で座れたor男性に譲っていただいたというケースのみなので、譲っていただく機会がなかっただけかも。
今後、ABテストの要領で何回か続けてみて、Twitterなどで報告していきたいと思います。参考にしていただければ幸いです。
<補足>席譲ってもらって当然とは思ってません
これだけ席譲れってもらったって書くと、「譲ってもらって当然と思ってる」と批判されそうなんで、補足します。
そりゃ、譲ってもらったらうれしいですよ。うれしいというより、「助かった!」「転倒リスク減らせて安心」。
だけど、一見健康そうに見える男性だって、そうじゃないのかもしれない。徹夜続きでボロボロなのかもしれないし、病気を抱えていて座ってなきゃいけない状態なのかもしれない。あるいは「妊婦が憎くて妊婦に席を譲ったら死んでしまう病」の罹患者かもしれない。なので、社会弱者チンピラよろしく「妊婦に席を譲って当然だ」とは思ってません。
ただ、このへんには気をつけてほしいなって思う
3人がけの優先席でお眠りになられるおにいさんとおじさん、尊い身分の方のようで、おみ足を広げられそれぞれ1.3人分のスペースを占拠しておられるので、座れまへんがな。優先席で眠る方はせめて足を閉じて欲しいです。ほんと優先席ってなんなんだろう。堂々と使える身分になって疑問に思うわ
— miqiho (@miqiho) 2015, 9月 22
ダァシェリヤス。あんよも閉じてください。