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みきほ氏ブログ

川崎在住、トリリンガル。日本にくる外国人観光客事情と対応術、インドネシア・マレーシアまわりのことを中心に書いています

配偶者選びにおいて重視すべき10項目を読んで思ったこと

日記 日記-おもいで話 時事-インターネットで話題の話 時事

数日前にはてブで話題になった話題です。数日遅れで、何となく思いついたことを述べます。

1.エリート家庭出身のおぼっちゃまが保守的になるのは仕方がない
2.海外赴任に帯同してもキャリアは切り開ける&切り開いたシャアたちの例

の順に、書きます!

 

1.エリート家庭出身のおぼっちゃまが保守的になるのは仕方がない

いきなり脱線します、そして私の偏見です。

「なんで保育所が増えないのか」という問題に対して、私の偏見ですが、保育所を作るか作らないかを決めるエリートたちが、保育所の必要性を感じていないためだと思います。

やつらエリートたちは、家に帰れば専業主婦の妻と、自分をひたすら尊敬する子どもたちに囲まれる生活を送っています。保育所が必要な立場の人が身近ではないんです。保育所がいるという人のイメージがわかないし、保育所の必要性がリアルに感じない。むしろ、「なんで必要なの?」位は思ってるけど、頭がいいのでそこは口に出さない。(だから、「赤ちゃん3年間だっこし放題」という発想もわいて出てくるんじゃないかなあ)

世の中の仕組みは、良くも悪くもだいたいエリートが作っています。*1このエリートたちの家庭環境を見ると、都市部のことは詳しくないので割愛します、地方であれば、しっかりした家父長制を敷いている家庭が多いんじゃないですかね。代々続く広い土地持ちで、お父様やおじいさまは議員さんだとか、町長さんだとか、県庁職員とか、地元の有名企業の役員さんというご家庭。そして、専業主婦の奥様がいる。

話を、舞さんのブログ記事の「男が女性が働くことを当たり前と考えているか」問題について戻します。

この「隠れ保守」「潜在的家父長」は,高学歴男性に割と多い印象である。彼らは高い教養を身につけているから,表向きにリベラルを「装う」ことの重要性は承知している。しかし付き合いが長くなるにつれ,彼らはその保守性を露わにし始める。私の友人たち(東大卒)がその元彼たち(東大卒)から言われた言葉の例はもう,口にするのも恐ろしくてここには書けないくらいだが,まあ要するに,「男と女なら,女が仕事をやめるのが当然」みたいなことを平然と言い出す。相手がいかなる「バリキャリ」と言われる部類の女性であろうともである。

エリート非エリートに限らず、家庭運営を考えるとき、いまの自分の満足している方の多くは、自分が育ってきた環境をロールモデルに組み立てるでしょう。舞さんの記事でいう「5」の、東大卒の男たちの多くの出自は、エリート家庭の方が多いんじゃないですかね。世の中の仕組みをつくる側の男が築いたエリート家庭出身のおぼっちゃまたち。家族全員に尊敬されるお父様と、専業主婦で幸せそうにしているママに育てられた男の子は、その環境をロールモデルとするでしょう。

 だから、まあ、「育ってきた環境をみるって大事だよね、結婚を考えてる相手がいるなら、なるべくはやく相手の親に会っておくの重要だよ?」という話でした。親御さんと、パートナーの関係性をよくみて、判断材料にすればいいよ!

2.海外赴任に帯同してもキャリアは切り開ける&切り開いた女性らの例

たとえばプロフィールに「海外赴任があるかもしれないので,海外に抵抗のない方だとありがたいです」などと書いている例。多分彼らは何も考えてないのだろうが,えっ,なぜ帯同が前提みたいな言い方なんでしょうか?海外への抵抗の前に,「退職に抵抗がない」かどうかでは?そこに女性の主体性(agency)はないのか?

帯同先でも、キャリアは切り開けます。その気になれば。

プロフィール欄に「海外に抵抗のない方だとありがたいです」と書いているような男性が、パートナーが海外で働くという発想を持てるかどうかはおいときますね。そこはまだ突っ込まないでね。

ひとつの企業なり業界なりで、キャリアを築いて築いて築きまくってきたシャア級バリキャリウーマンからすると、「帯同が前提みたいな言い方」は鼻にさわると思います。自分が積み上げてきたキャリアをないがしろにされている、と、腹が立つことでしょう。

が! これはチャンスなんですよ、奥さん。というか、自分が「会社がつぶれても、職がある」人材になるきっかけかも。

私が実在を確認した&見聞きした1990年代〜2010年代前半に、インドネシア、マレーシア、シンガポールにいたらしい、駐在妻のお話です。

 ・専業主婦?⇒駐在員妻⇒研究者になった白石広子さん(伝聞)

もともと専業主婦で「ふつうの」駐在員妻だったと聞いています。少なくとも学術分野で何かされている方ではなかったそう。

ジャカルタで「じゃがたらお春」の話を知り、研究され、3冊も本を出されています。すごいな...。そのほか、

・日本でバリキャリ女性⇒退職⇒現地語学学校⇒現地大学法学部⇒現地で弁護士の資格ゲット、日系企業相手に法務サービス(現地の弁護士を言い負かしたとかそういう話有り)

・日本で薬学系研究者⇒結婚後帯同⇒現地の大学の感染症の研究をされている教授と懇意になる⇒現地の大学の研究員(専門領域過ぎて詳細は不明だけど、疫学系の国際学会で通訳的な仕事もされている)

・日本で短大卒OL⇒結婚・寿退社⇒専業主婦⇒帯同で赴任⇒国立博物館のボランティアガイドで考古学に興味を持つ⇒帰国後大学に入り直し、帰国後市民ギャラリー?の学芸員?に

・日本で漫画家⇒夫とともにインドネシア移住⇒現地のコミックファン向けにマンガスクール開校

・日本で大手エステサロンのエステティシャン⇒結婚、帯同⇒現地のアロマ・マッサージスクールに通う⇒個人で現地富裕層向けにサービス提供⇒日本帰国後、横浜で開業

とか、なんとかなんとか。

あと、これは裏をとっていないので誤報かもしれませんが、少子化対策ジャーナリスト としてご活躍の白河桃子さんも、もともとはだんなさまの都合でインドネシアに帯同し、帰国されてから文筆業を始められた、と聞いています。

話はそれますが、女性がジャカルタ赴任になり子連れでジャカルタに来たという方もおりました。夫さんは日本に仕事があるけど、帯同できない。また、夫さんが育休をとって帯同でジャカルタにこられ、育休があけるタイミングで夫さんの会社のジャカルタ事務所にそのまま着任、というケースも聞きました。海外赴任関連では、多様な働き方が実現しつつあるように感じます。

ともあれ、海外赴任に帯同する=キャリアストップと考えるのは早計かと。自分が築きたいキャリアとはベクトルが違うかもしれませんが、そのベクトルはいったんおいといて、帯同先でちょっとだけ違うキャリアを築いてみると、新しいキャリアが見えてくるかもしれませんよ!*2

 

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*1:政治家、役人、経団連とか業界団体の偉い人など

*2:まあ、ビザの関係とかでいきなり働くというのは難しいのかもしれませんが、道はあるはず!...たぶん。