みきほ氏ブログ

川崎在住、トリリンガル。日本にくる外国人観光客事情と対応術、インドネシア・マレーシアまわりのことを中心に書いています

えーと、m_h、今回の一人旅が不安です。

長い目で見れば私の高校のときのマレーシア一年留学は1年の一人旅立ったんですけどね、あれは小牧空港からひとりで出た訳じゃなく、一緒に旅立つ子がいたり、むこうでも最初の1週間ラザリさんという日本人の女の子をホストしてて娘も日本に送っているという、STVもとまったおうちで過ごしたり、一人行動になっても自分のホストファミリーはものすごくいい家で、私を実の娘扱いレベルによく扱ってくれていて、とにかくあれはマレーシアの人たちに甘えにいった旅なんです。旅といえないと思います。
たしかに、ナイフ突きつけられてデジカメ盗まれたり携帯2回盗まれたり謎の破裂玉を投げられたり、にわとりにスネをつつかれたり、寝しょんべん娘と2ヶ月同じベッドで寝かせられたりほぼ軟禁されたり、学校で誰も私と話してくれなくなったり、両親が私にばっかり気を使っているから嫉妬した長男に罵声を浴びせられたり、利尿作用の強すぎるフルーツを食べて非常に残念なことになったり、インドネシア人のメイドに携帯盗まれたり、ディディに電話無視されたり、私の好きなホストファミリーが別の私の好きなホストファミリーと仲違いしていてめちゃくちゃ嫌な気持ちになったり、体中猫蚤に食われて全身まだら模様になったり、いろいろありましたが、、、でも私のあの1年間は「守られている」ものだったんですよね。
当時はそれがすっごくうっとうしかったんですけれども、さーいざ一人旅になると、なんだかチキってきました。こえー。

この間の韓国旅行も、残念だけれども一応男の子、しかも顔は韓国人な彼氏がトゥギャザーしていて心強かったし、
前のSTVと一緒のときはSTVが危なっかしすぎて「ようし私ががんばらなかんぞ」という気持ちになれるんだけれど、一人だと多少危ないことしてもいいやー、なんかあって死んでしまっても、まぁそれはそれだけの人生だったんだなぁ、お父さんも私が死んで保険金手に入るの楽しみにしていたからそれでもまーいいなー、とか、そこまで考えてしまいます。
ヘリウム風船状態です。誰かがそばにいれば、ちゃんと大地と何かしらごしにつながっていれる。けれども単体となり、ヒモのところに小さい/軽い「いし」が錘となって、辛うじて風船がいってしまうのを防いでいる。
しかし、なんかの拍子でふわふわいってしまう気がする。
非日常へ一人で行くと、いろんなことが適当になる。
そういう自分の、非常に偶発的な適当さが自分でも怖い。