みきほ氏ブログ

川崎在住、トリリンガル。日本にくる外国人観光客事情と対応術、インドネシア・マレーシアまわりのことを中心に書いています

ジャカルタで耳にカビが生えたはなし

10月なかば、今から一ヶ月くらい前になるのですが、社内で配置変えを行い、そのときのほこりが原因でしばらくアレルギー性鼻炎のような状況が続きました。鼻はかゆいし、耳もかゆい。耳をかいたりしているうちに、耳に違和感が出てきて、日系クリニックの耳鼻科の先生のところに駆け込みました。
すると「鼓膜に耳があいている」と教えられました。

耳薬をいくつかもらって、その日は帰宅したのですが、三日後くらいに耳に激痛が走るようになりました。日系クリニックの耳鼻科の先生は常駐しているわけではなく、二日前に予約(相談)が必要なので、地元の有名な総合病院へかけこみました。(南ジャカルタのプルタミナ病院です)

「耳の中にカビが生えているから、そんなに痛むんです」
と言われ、衝撃を受けました。
一応カビを除去、オキシドールをもらってその日をあとにしました。
その耳鼻科病院にかかってから徐々に回復へ向かって行くのですが、耳の中を顕微鏡で見るのがすごくおもしろいのです。その上、プロに耳をそうじしてもらうのがすごくきもちいいし、安心できる。

ちょうどそのころ、シンガポールに出張の予定があり、せっかくなどでということでシンガポールの日系病院で日本人耳鼻科医のいるところへかかったら、先生が「ひどい状況」「かなりやばい」とおっしゃるではありませんか。非常に深刻だと。
三日治療を受け、ちょっと回復してからインドネシアに戻りました。

しかし、ジャカルタで先の日系クリニックに行うと「その先生が大げさに言うだけ」「カビなんか見つからないわよ」という返事...
それでも耳は痛むし違和感があるし聞こえが悪いので、一時期「わたしの耳はこのままだめになるのか、きこえなくなったりするのか」と思って悩んでいました。インドネシアには私の耳をなんとかできる耳鼻科医はいないのか、緊急一時帰国か、とめちゃくちゃ不安になりました。
そのことをゴネたらいろんな耳鼻科医をたらい流された結果、プロクラマシ通りのTHT(耳鼻科)専用病院のフィクリ先生にお世話になることになりました。

マイクロスコープで耳の中を撮影しながら、「これはひどい状況」といい、カビの除去などをやってくれました。
はじめて自分の耳の中を見ましたが、ホラーそのものでした。
めちゃくちゃただれているし、胞子できてるし、ほんとに鼓膜に穴があいている。
掃除してもらったらすごく気持ちよかったのですが、視覚的には見るのがつらかったです。
それから十日おきに耳鼻科に来るように言われたのですが、その際先生がケータイの番号を教えてくれて、なにかあったらすぐに相談して日程をスケジュールして予約をとることができたので、すごく安心しました。

現在、徐々に回復へ向かっています。
いまは割と耳の中がきれいなので。耳の中を顕微鏡で見るのがすごくおもしろいです。あと、鼓膜に耳があいていない方の耳の外耳に耳あかがこびりついてしまい、それをきちんとした道具できれいにしてもらいましたが、その過程をみるのがすっごくおもしろかったです。

今回の耳カビ体験で

1)耳がおかしくなったらすぐ耳鼻科へ
2)医者の診断に違和感がある場合すぐ他の医者にもきこう。セカンドオピニオンは重要
3)ジャカルタの耳鼻科は日系病院じゃなくてプロクラマシ通りのkhusus THT medikal RSへ

4)シンガポールの日系病院(某グリーン)は信頼できる(個人的に)

ということがわかりました。
耳は大事ですよ。