みきほ氏ブログ

川崎在住、トリリンガル。日本にくる外国人観光客事情と対応術、インドネシア・マレーシアまわりのことを中心に書いています

ラジオ体操と日本軍


ちょっとはやめに会社につくと、ちょうどNHK国際でラジオ(テレビ)体操が流れています。そのノリで会社の現地スタッフと一緒にラジオ体操をやってから、妙にやみつきになっています。
ふだんの運動量が全く足りないので、ラジオのかけ声の人の声を子どもの頃よりまじめに聞いて、腕を伸ばしたり、膝をまげたりすると、ほどよく筋肉を使った気分になります。普段よっぽど運動してないってことですよね。結構ショック。

NHK越しのラジオ体操ですが、NHK国際がインドネシアに配信されるずっと前に、「ラジオ体操」が知られていました。
1942年に日本軍がインドネシアに入った際、インドネシアの人たちに「軍事訓練」「勤労奉仕」、そして「ラジオ体操」を強制させていたという。
大学の教授の話によると、中部ジャワらへんではまだ[体操する」ことを自動詞のberをつけ「Ber-taisoh」と言う所もあるという。
だからこう、戦後改めてインドネシアと日本人がそろって(いっしょにTVみながら)ラジオ体操をする、というのはなんだか感慨深いというか...。

さすがに、今もインドネシアの人が学校などで日本のラジオ体操第一をやるわけではありません。
そのかわり、インドネシアのラジオ体操「スナム」があります。

ラジオ体操の影響を受けてインドネシア人がつくったの、かも?
ジャカルタ日本人学校でも、体育祭の前などには一斉にこれで体操する、というか踊る、とにかく体を動かします。
*1


ところでラジオ体操第一はだいたい三分くらい。カップ麺を食べる前に体操するとちょうどいいのかもしれませんね。

*1:インドネシア人の動画できれいなやつがなかったのでジャカルタ日本人学校卒業生のものを引用