ゲッキ6月
- インドネシアのニュースとしては、6月のはじめに、豪州から「インドネシアのと殺現場は残虐だ」ということで、同国の農相が一方的にと殺用の牛の輸出を停止する、ということが起こった。豪州の動物団体が撮ったと殺現場のドキュメンタリー映像が国営放送に流れ、国民からの声を受けての決定だったという。とはいってもイスラムの国インドネシアは、イスラムの協議に則ったやり方でと殺をする。イスラム教のウラマー(学者)が、念仏のようなものをとなえて首をかっきり、血をきちんと出して肉にする、というのがおおまかなやりかただ。豪州側の言い分としては、「電気ショックを与えないで首切るのが残虐」。
イスラムの国に現地の人と隣り合わせになって一年以上滞在すると、おそらく「犠牲祭」に一度は参加するであろう。そこで見る牛のと殺現場というのは本当に残酷だった。でも、残酷じゃないと殺なんてのはないのだと思う。命を食べる、ということはそういうことだと思っている。むしろ、それが牛にとって残酷だとか残酷じゃないかとか決めるのは、人間側が自分の気持ちを落ち着かせるために定義づけてるだけなんじゃないか。
なにも豪州に牛に限ったことではないが、第三者がかわいそうかかわいそうじゃないかも、自分が精神的に落ち着かせるために定義付け、ものさしをつけ、それを第三者に押し付けている、という社会構造があり、それをつくった人間の思考・精神回路があるとおもう。
豪州の件でそれが顕著に出ただろう。
牛肉について追記するならば、「いのちを食べる」ことを学ぶために、全ての小学生くらいの子どもが社会見学でと殺現場を一通り見学する、というのを義務教育カリキュラムに入れればいいのになあと常々思う。
「子どもがショックを受けて牛肉を食べないようになる、栄養が偏る」という意見もあるが、現代人は肉を食べ過ぎて、結果肥満体になっているので、将来的にそうなるのがちょうどいいんじゃないのだろうか。
- 体調が良くなかった
膀胱炎、腎臓結石(もうとれた)、耳カビ、耳だれ、と毎週どこか病院にいっていた。結構つらかったです。久しぶりに母親にメールで泣き言を言ったが、母も仕事がなかなか大変な人なのであまり相手にしてもらえなかった。
- フィリピン料理を食べる
フィリピン料理をはじめて食べた。とってもうまい。上司がずっと、バルットというふ化直前の卵をゆで卵にして食べるヤツがとにかくうまいんだと話していたので、挑戦してみたらやっぱりとってもうまかった。汁はリアルチキンスープ、身はゆで卵とささみの中間の味がする。
- 「原発不要議論が起こっている」というのを知る
親友との長電話で知った。いままでtwitterでなんとなく流れていたが、そういうのが背景にあったか、と納得した。
難しい問題だよね、私は色々なことをよく知らないし、今知っている情報だけで論理的に考えたら必要だけど、感情的に考えたら怖いからいらないって思う。
- 25歳になった
インドネシアでは誕生日の人が「いつもありがとう」という意味を込めて、まわりの人に何かを振る舞う習慣がある。とってもいいですよね。今年は日本のカレーを作り、インドネシアの人向けにはシュークリームを買いました。思えば昨年の今ごろはワールドカップだったんだなあ。
今年もいろんな人に迷惑をかけながら生きていくんだと思う。そしてきょうまで私の泣き言や大言壮語を聞きながら相手して私を育ててくれたみなさま、ありがとうございます。これからもおねがいします、ともに育っていきましょう。
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「告白」をようやく見た。深くて重くて妙にポップでいろんな意味で「すごい」作品だった。