みきほ氏ブログ

川崎在住、トリリンガル。日本にくる外国人観光客事情と対応術、インドネシア・マレーシアまわりのことを中心に書いています

ジャカルタクシー#5 愛はミステリー

4/6 ブルーバードタクシーのザイヌリさん(38)ガンダリアシティ→クマン「カフェモンド」2万5000ルピア

 東ジャワ州スラバヤ出身、4人兄弟の3番目。妻1人、子ども二人でジャカルタ在住。

 高卒後、上京。オフィスボーイで3年、個人契約の運転手を数年、2年前にブルーバードグループに就職。「一番人気のタクシー会社だし、就業規定がしっかりしてる。はじめ3日間トレーニング(研修)があって、その後も月に2日くらいトレーニングがある」とのこと。

 午前6時から午後8時まで勤務、1日の目標額は58万ルピア。達成のためには「渋滞する時間の前に渋滞区域から逃げ出すのがコツ」とのこと。

 

<奥さんは幼なじみ>

みきほし「結婚相手はジャカルタで見つけたの?」

ザイヌリさん「いや、スラバヤから。近所の子さ」

幼なじみか!

ザイヌリさん「5つ年下でね。小さい頃から知ってるだ」

えっ5つってけっこう離れてるよね。おじさんが7歳のときは2歳だし、12歳のときは7歳で、遊び相手にはならないだろう。

みきほし「いつから好きだったの?」

ザイヌリさん「小さいころは妹とか家族みたいだとおもってたんだけど、23歳の時帰省したら、17歳のアイツは美人になっててね。すぐ恋人になって結婚したさ」

みきほし「えっそういうもんなの? だって、家族みたいなもん、だったんでしょ??」

ザイヌリさん「そうさ、つまりさ、はじめは恋愛対象じゃなかったけど恋に落ちたんだ。だからね、マダム。恋愛はミステリーなのさ」

 なんて格言。「年収○百万円以下の男は恋愛対象にならない」とか「コパジャに乗るような女は恋愛対象外」と自分で条件を作って視野を狭めている人に聞かせてやりたい。

 一昔前は「全然対象じゃなかったけど、ある日突然」という話をそれなりの頻度で聞いたけど、いま聞くとなんだかとっても新鮮に聞こえたのでした。