みきほ氏ブログ

川崎在住、トリリンガル。日本にくる外国人観光客事情と対応術、インドネシア・マレーシアまわりのことを中心に書いています

【川崎区保育園見学の旅・3】のぞみ保育園(認可保育園)

保育園見学の旅第3弾は、京急川崎駅から徒歩10分、マンション街および日立製作所の事務所すぐそばにある「のぞみ保育園」です。

のぞみ保育園(認可保育園)

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社会福祉法人ふたば愛児会2006年にスタートした保育園です。

駅からはちょっと遠いですが、URのコンフォール川崎富士見、ラヴィータシティ、グランイーグル川崎などマンションが乱立するエリアにあります。近隣にお住まいの方のほか、おとなりの日立製作所に勤務されてる人にとっても便利でしょう。川崎区で唯一、土日保育、一時保育を受け入れている園です。(画像はストリートビューから)

 <設備について>

独立2階建ての建物。砂の園庭、プール遊び用のベランダもありで、じゃがいもを栽培するスペースもありました。広いです。ひとつひとつの部屋を見ても、先生も子どももスペース的に余裕がある感じ。

三輪車などの道具も充実している印象です。図書コーナーがあり、毎年寄付されることもあって蔵書は千冊以上だとか。もちろん園児が借りることもできるので、子どものうちから家でもたくさん絵本を読ませたいという家庭にはありがたいのではないでしょうか。私は子どもに絵本読ませまくりたいので、この蔵書数が一番高評価です。

あと、色紙などの備品も充実している印象を受けました。園パンフレットもフルカラーだったし、財政的にも余裕がありそう。*1園児の制作物の展示も多かったです。いろいろクリエイティブにやらせてもらえる感じ。

男性の先生も多かったです。男性保育士マジ大事。園長補佐の先生も男性でした。

近隣マンション住民の利用を想定しているためか、ベビーカー置き場はなし。

<教育方針について>

「子どもが生き抜く力を育てます」と見学の際に担当の方が力強くおっしゃっていたことが印象的でした。散歩コースを見てみると、片道2キロくらいにある公園も載っており、たしかに脚力や体力がつきそうな気がしました。

「保護者の方との結びつきが強い」とも。話を伺う感じ、保護者さんも園での出し物にかなり協力的なのだとのことです。園全体からも「保育所っていうより幼稚園っぽい感じ」はありました。これは想像に過ぎませんが、保育所は幼稚園より福祉的な役割を持つため「託児所」的な側面が強いのでしょう。保護者からみた子どものイベントへの関わり度合いとして「一般的な保育園では物足りない、でも働いているから幼稚園ほど手はかけられない」という方にはちょうどよい園といえそうです。

<感想>

ここまで見た中で一番子どもたちがかわいかったです。
もちろんどこの園にいる子もかわいいんですが、その中でもとりわけこの園はみんな好奇心旺盛で元気いっぱいで、本当によく笑う。笑顔がまぶしい。4歳児クラスをのぞいた際は、なんだか感動して泣きそうになりました。

それだけ多彩な体験を子どもに与えられているのだと思います。でもそれは、先生方や保護者の手間ひまの上にあるものなのです...。時間の余裕がない保護者にとっては、大変な園かもしれないです。ウウム悩ましい...。

子どもの定員は90人。一時保育は全年齢で12人。詳細はこちら。


<そのほかの保育園レビュー>


*1:私が子どもの頃に入っていたA保育所は備品があんまりなく、お絵描き用の紙は広告の裏にボールペンとかでした。紙を使う都度先生に報告する必要もありました。B保育所は備品が充実していて、両面が白いコピー用紙みたいな高級な紙が無限に使い放題で、クレヨンやクレパスなどの筆記用具も充実していました。A保育所から B保育所に移ったとき、「紙が使い放題ということ」がとてもうれしかったことを記憶しています。後日母いわく、A保育所はあんまり予算がない保育所だったとのこと。どうせ保育料がおんなじだったら備品が充実してるとこのがいいよなあ