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みきほ氏ブログ

川崎在住、トリリンガル。日本にくる外国人観光客事情と対応術、インドネシア・マレーシアまわりのことを中心に書いています

インドネシアのフェイスブックの使い方・流通業者の場合

5億人がやっているというフェイスブックインドネシア人ユーザが多いということは有名な話です。
おそらく日本人はしない、インドネシアで横行しているフェイスブックの使い方として、「関係ない写真でもとにかくタグ付け」というのがあります。

たとえば自分の応援する政党のキャンペーン画像や、新年を祝うメッセージ画像、自分デザインの新作ファッション、中古の携帯電話などなど、「この写真に写っている人」としてタグ付けされます。


 個人のファッション、アパレルブランドやお店のアカウントを作り自分の最新作や「売り物」の写真を「一緒に写っている人」としてタグ付るーーそこに、自分は映っていない。
日本じゃ「節操ない」と、ひんしゅく買っちゃいますね。


 ここで一つ、日本にはあまりない、インドネシア富裕層向けに発達した流通網に、「代行買い付け人(仮称)」を紹介します。一言で言うと、インドネシアでまだ未発売の最新商品を近隣諸国にいって買い付けて買って帰ってくるバイヤーさんです。
 富裕層インドネシアのありとあらゆる高級モールを制覇しきっています。そして、国内で手に入らない「新しいもの」に敏感です。
 例えば、化粧品。都市部に限らずとも、地方でもハイパー金持ちはインターネット環境が整っているので、情報は手に入ります。しかしインドネシアでは化粧品の輸入許可の際あらゆる手続きをクリアせねばならず、正規ルートで購入するにはとても時間がかかります。「ああーん、ジャパンではクレド・ポー・ボーテ*1の新作クリームがもう発売したみたい!シンガポールには来週発売されるのに、インドネシアにはいつ入るかわかんないわ!」と地団駄をふんでいる人もいるかもしれません。そんな人の気持ちを満たしてくれるのが、代行買い付け人。
 代行買い付け人は定期的にシンガポールかマレーシアか豪州にぴゅっと飛行機で飛んで、スーツケースを再診の化粧品でいっぱいにして帰ってきます。そして、富裕層の女性たちに売りまくります。
 富裕層の女性たちは値段なんか気にしません。シンガポールの小売価格プラス三千円だろうが、欲しけりゃ買うんです。どうせインドネシアでの発売を待ったとしても、税金だなんだかんだで、提示されている値段より安くなる保証ないですから。
 買い付け人は、その買い付けた商品のPRにフェイスブックを利用します。冒頭で述べた、「関係ない写真でもとにかくタグ付け」で周知活動します。
 まずフェイスブックにアップし、あらかじめ「友達」になっていた「以前買ってくれた人」にタグ付けします。すると、その画像は「買ってくれた人「だけでなく、その友達のタイムラインにも表示され、閲覧されることとなります。そういう関係ないけどタグ付けを繰り返していると、ちゃんと「商品手に入らなくて地団駄踏んでいる人」の目に入るみたいです。地団駄踏んでいなくても、「あら新しいクリームがでたの、とりあえず買っておこう」という人もいるでしょう。あるいは「よくわからないけど、●○さんが前いいっていってたバイヤーさんが買って来たものだから買ってみよう」という人もいるでしょう。バイヤーたちは、海外で買い付けて、ネットにアップしまくるといった手間にに見合った収入を得ているようです。

クレドポーボーテの例は見付かりませんでしたが、エチュードハウスの代行買い付け人のフェイスブックページ。7日で届けます、オーダーはメッセージ機能だけじゃなくブラックベリーメッセンジャーかSMSからでもいいよ、ってのも特徴かなあ。http://www.facebook.com/pages/Etude-Gemez-Shop/238822793227



ちなみに商品の宣伝画像のタグ付けなんてまだかわいいもんで、「きれいにとれた自分撮り」の写真にタグ付けされたこともありました。
いや、あなたたしかにきれいだけどさ、、、この写真に私写ってないから....!!!!

*1:資生堂の最高級品化粧品のブランド名。クリーム一本5万円とかします