「母親のアンガーマネジメント」に関する本を読んだ
帰省先の図書館で見つけて、借りた。
ママのアンガーマネジメント: 子育てのイライラスッキリ 8つのマジック
- 作者: 長縄史子,篠真希,小尻美奈,日本アンガーマネジメント協会
- 出版社/メーカー: 合同出版
- 発売日: 2017/03/15
- メディア: 単行本
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イラストが多めで流し読み感覚で読んだ。以下自分用メモ。
・「怒り」が第二感情で、「悲しい」とか「さみしい」とか、怒りに隠れた感情を見つける...というのは私自身もここ数年意識していること。親しい人とけんかをしたときに、やたら怒りを感じてしまうのは、なにか理由がある。「大事にされなかった」とか「わかってもらえなかった」だとか。その感情を因数分解していくと、自分の気持ちが揺れる傾向が見えてくる、気がする。
・紹介された8つのマジックのなかで、「怒りの温度計をはかる」というのを実践してみたいと思った。イラっとした瞬間、また怒りたくなる瞬間に、「この怒りの感情は10段階評価でどれくらいか(10は相手を殺したくなるレベル)」を測定するというもの。振り返ってみると、自分はそこまで怒らないんじゃないかなとも思うけど、こういうのって本人がただただ忘れてるだけのケースが多いよね。
・また「怒りのレコーディング」も興味を持った。いつ、どんなときに、どんなタイミングで怒りを感じたか、というものを記録していき、自分が怒るときの傾向を探っていくというもの。「わたし、毎日怒ってばかりだわ」という状況に追い込まれたらぜひ取り入れてみようと思う。
yondA!本 おっさんレンタル関係
備忘録です。
コミケ関係
コミケが始まりましたね。17年くらい前はわたしもよく岐阜コミケで薄い本出してました。岐阜の中学生の課題テキスト「理科の学習」をもじって「理科の逆襲」っていう本を出してました。それはいいとして
コミケにて「おっさんレンタル」で売り子をお願いした話 (バンブーエッセイセレクション)
- 作者: いづみみなみ
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2016/12/22
- メディア: 単行本
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読んでみました。
人気サークルが謎ファンにつきまとわれたりすることがある、というのにおどろいた。
「ナイトプールでガチ泳ぎする人」 の話で言われた「女子供だけで楽しんでいるところに、場違いな行動をする男の人が入ってきやすい(男性側の心理的ハードルが低い)」現象は、コミケでも起こってるんだなあ。
「99%の人は普通の人だけど1%の人がおかしい対応してくる」みたいな話があって、それはコミケでもそうなんだなあ、という新たな気づきを得た。
創業者の西本さんの出した本。サクサク読めた。西本さんがこの事業を通じて脱皮というか成長している様子がわかってきた。お子さんの「パパをレンタルしたい」という話は泣けた。。。
普通に生活していると、出会う人の属性が固定化しちゃうんだよね。だから世の中で起きていることにも、自分の半径50メートルくらいしか観測できなくなっちゃう。自分と接点のない事柄・問題に気づきにくくなってしまう。
普通に生活していたら出会えないタイプの人との出会い・交流は両者にいい刺激を与えるからねえ。
わたしもおっさんレンタル、やってみたいなー。
「この世界の片隅に」をおうちで視聴した&感想
ファンタジーではない「空から降ってきた男」の話
川崎図書館の新着図書リストにあった「空から降ってきた男」というタイトルだけ見て、ファンタジーと決めつけて予約(別館から取り寄せ)した本。ふたを開けてみたらノンフィクション・ドキュメンタリーだった。しかもめっちゃ心が痛くなるタイプだった。
アフリカという土地には行ったことがない。地域によっては、女性の人身売買が横行したりゲリラ兵が村を焼き払ったり等治安が悪く、欧州諸国の分割統治でごちゃごちゃになっている地域、というイメージが強い。それらのイメージも、いったいいつの時代のものなのかわからない。正直なんにも知らない。
この本は、2012年という割と最近、アフリカで起きた出来事を、一人の女性へのインタビューと現地取材で構成している。推理小説を読んでいるような不可解さ・面白さと、家族観・価値観のひずみ、インドネシアでもよく聞いた行政の働き方が興味深く、ページをめくる指が止まらなかった。
タイトルの「空から降ってきた男」は、ロンドン郊外に、飛行機から堕ちたモザンビーク人。年齢は私とあまり変わらない、生きていたらアラサー世代だ。彼は飛行機の車輪格納部に身をひそめ、空の密航を企てた。なぜ密航を企てたか? 彼は、パスポートを持っていなくて、正規ルートでの入国ができなかった。 なぜパスポートがないのか?出生時に内戦だったため、彼は出生証明書や戸籍がない。何度も役場窓口に足を運び、どれだけ賄賂を払っても、必要書類を手に入れることができなかった。
この時点で、かなり興味を惹かれる。モザンビークの内戦は1977年から92年まで続いた。86年生まれの「空から降ってきた男」は、まともな学校教育も受けられなかったはずだ。つまり飛行機が飛んでいるような上空は酸素が薄いことも温度が低いことも知る機会が得られなかったんじゃないだろうか。日本じゃ小学校高学年くらいで学ぶ知識だけど、知っている人は、世界全体を見渡すとどれくらいの割合なんだろう。
彼が飛行機密航という暴挙に出てまでロンドンに行きたかった理由はなにか。一言で言えば「恋」だけど、そんな陳腐なものではなく、移民と経済格差とジェンダー観差異などがからまって、壮絶で、おもしろい。
彼が出稼ぎに行っていたカメルーンの富豪の家の暮らしぶりは、「現代のおとぎ話」と表現される。その背景も一見だ。ジェンダーと家族観をめぐる価値観の衝突が描かれ、読んでいるとムズムズしてくる。そしてこれは、日本の富農周辺で現在進行形で起きていることと同じだろう。学びがあると同時、若干の絶望もある。
やっぱり、自分はアフリカについてなんにもしらない。そもそも、アフリカといっても広い。友人の実緒子が2年間、海外青年協力隊としてガーナで生活をしていた。彼女からもっと話を聞きたいなあ。
この本を読んだのは去年2016年だったけど、昨年読んだ本の中で一番良かった一冊だった。
31歳は読書記録をなるべくつけます
川崎に越してから、住民税のモトはとれるくらい、本を借りている。ただ、ぜんぜん読書記録をしていない。紙の手帳を使っていた時はちょいちょい書いていたけど、妊娠出産してから荷物を減らすために紙の手帳を使わなくなったし、保存場所がないという理由で、一日の内省ノートやスクラッピングもやめてしまった。よくない兆候だなあ。
驚くことに、自己啓発系の本はほとんど内容を覚えていない。なんてこった。読んで「その気になる」ためだけに借りてるのか、自分よ。「消費」だなあ。
マルチ化した親友はトンデモを発信するようになったし、トンデモ信者はマルチっぽいことやってる
ひたすら応援している記者さんがいる。医学部で6年間学び、社会派ネットメディア記者として頭角を現している朽木誠一郎さんだ。ご本人にはニタサカアツシの結婚式2次会でお目にかかった。握手求めればよかった。
その朽木さんが、すごくいい記事を書いてくれた。読み進めながら、何度も「これを書いてくれてありがとう」「言語化してくれてありがとう」「こんなにわかりやすく事実を切り取ってくれてありがとう」と思った。ほんとうにありがとう。
前回の記事で書いたように、わたしは親友が、カイロプラクティックの皮をかぶったネズミ講に囲い込まれ日本語によるコミュニケーションができなくなり、現在絶縁状態にある。
ちょっと朽木さんの記事とこれを読んでから、↓すすめてくれたまえ。
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