海外現地就職する人が渡航前にやっとくべきこと　2014年版

　大学受験生は受験ラストスパート、そして大学生は卒論終わって卒業旅行シーズンというかんじでしょうか。中には新卒で海外就職、４月の出発に向けて準備中だという方もいるでしょう！たまたま海外就職関係のお問い合わせをいただきましたので、再度「渡航前にやっとくべきこと」のまとめをば。

１）日本でクレジットカードを作っておく

２）旅行保険に入っておく

３）海外赴任前健康診断を受けておく

＋おまけ　

１）日本でクレジットカードを作っておく
　「せっかく海外にいるんだ！近隣諸国も旅したい」という方も多いはず。快適な長距移動が保証される鉄道網がここまで発達している国は世界どこを見たって日本くらいなもの。島嶼部東南アジアにいたっては、LCCなしでは海外旅行が相当難しいです。

　LCC航空券を購入するにあたり、欠かせないのがクレジットカード。行き先が決まっていてチケットだけパッととりたい場合、カードがないとかなりめんどくさいです。いちいち旅行代理店に行くか、つながりにくい電話で時間かけて予約して銀行で振り込む、というのはとても手間。長い行列に並んで自分の番がきた、とおもっても、手続きが長ったらしかったりカウンターのお姉さんのムダが多かったりでイライライライライライラする...ということは避けられないでしょう。絶対。

　一方、クレジットカードを持っていればおうちでE-Ticketの発行が可能！ラップトップを開いて、Air Asia、Lion Air、Tiger Airなど一通りの航空会社のホームページをあけて比較し、吟味した上でワンクリック、ツークリック、...15回くらいクリックしてこまかいところ入力すればE-Ticketがあなたのメールボックスに届くはず。めっちゃ便利です。

２）旅行保険に入っておく＊（必要な人のみ）

　「別に病気になってもいい。死んでもいい。ものを盗まれてもいい。あきらめてる。」という人以外は入っておきましょう。

　生命保険云々よりも、注意してほしいのが「疾病保険」と「携行品損害補償」。疾病は病気になったときに、国際水準らしき病院で診察をキャッシュレスで受けられるというものです。

　デング熱、アメーバ赤痢と海外には日本じゃ心配する必要ない病気の病原菌がうようよしています。わたしの人生初入院はバリ、病名はアメーバ赤痢でした。入院費は一週間で６０００ドルくらいかかってしまいました。
　「海外保険、高い！」と思うかもしれません。空港などで加入できるセットプランは一年間だと２０万円くらいかかってしまいますが、損保ジャパンなどでは旅行保険を自分で組み立てることができ、補償額を低めに（それでも200万円くらい？）設定しておけば、保険料は年間１０万円いかないくらいにおさえることもできます。

　「そんなに出せない！やっぱり、病気になってもいい。死んでもいい。ものを盗まれてもいい。あきらめてるよ！」という方は、年会費無料なのに持っているだけで90日間旅行保険が自動付帯するクレジットカード（JCB-EIT、エポスカードなど）を作ってお守り代わりに持っていくことをおすすめします：＜

（↓「疾病治療保険」がついているやつです！）

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３）海外赴任前健康診断を受けておく
　企業から派遣される海外駐在者の場合、駐在者本人はたいてい会社から健康診断を受けさせてもらえます。が、帯同家族や現地採用者は受けない人が多いですね。
　海外赴任後、体調を崩しても「その体調不調は出発前からのものか、赴任後できたものか」証明ができません。また健康診断を受けて持病が見付かることもあります。
　病気が見付かったとき、原因はどこにあるのかと探り、治療方法を決めるためにも、健康診断を受けておくことをお勧めします。
　歯科治療は海外ではどこも高いので、虫歯はなおしてから行きましょう。

おまけ）こんな便利ツールあります

・CASH PASSPORT　トラベレックスジャパン

プリペイド型のキャッシュカード兼支払カード。

日本円で入れて現地額で引き出せる／クレジットカードと同じようにお買い物の決済に使える、というものです。事前に入金している額以上を使うことは出来ないので、盗まれても安心です。

万が一お金が足りなくなった場合、日本にいる家族が代理で追加入金できるので、留学するときなんかにも使えそうです。