みきほ氏ブログ

川崎在住、トリリンガル。日本にくる外国人観光客事情と対応術、インドネシア・マレーシアまわりのことを中心に書いています

イケメン国家公務員にマルチ商法を誘われた話(しかも海外)

投票いただいた20人の方、ありがとうございました。8人の方に「読みたい」と思われた「イケメン大使館職員にマルチ商法を誘われた話」を吐き出します。あんまりおもしろく書けませんでしたが、参考に。

 2013年4月にジャカルタの会社を退職して、数週間、東南アジアの国をふらふらしていました。あちこちで「退職おめでとう!」のごはん会を開いてもらいました。

その一つとして、在某国日本大使館に勤務の、イケメン未婚男子(当時33くらい?)もごはん会を開いてくれました。

「おつかれさま会やろう!あと、知り合いが新しいビジネスを始めようとしていて、人手が足りないんだ。その話もしていい?」

というのが、最初のメッセージングアプリでのやりとり。

私はジャカルタの会社の退職したばかりのころ、私の語学力/行動力/取材活動で得た知見や人脈を買ってくれた企業数社から「うちにこないか」というお誘いを受けました。

でも、新しい事業でのおさそいというのは初。

「どんなビジネスだろう~」「日本とインドネシアとかマレーシア関係かな~」とワクワクして、また「イケメンと2人ごはんとかめっちゃテンション上がるわ~」「結婚したいとか言ってたよな~そういう話ないかな~。外務省だからエリートだよなー、でも帯同家族って大変そうだな~」と邪にドキドキして、某国日本大使館付近のインドカレー屋さんに足を運びました。

 

ジャカルタ生活の3年間どうだった?仕事楽しかった?日本に帰ったら何やるの??

そういう定番な質疑応答にこたえ、むこうのビジネスの説明に入ります。

「実はね、新しいビジネスっていうのは、こういうサプリで...」

「はあ、サプリですか。インドネシアの場合だったら、富裕層のサロンビジネスに食い込めればいけそうですけど、モールとかで売る分にはきついですよね。関税も。でもイオンモールができるじゃないですか」

「いやいや、それがね、みきちゃん。これはただのサプリじゃなくて...(説明略)」

詳しいやり取りや効能の説明は忘れましたが

  • 「俺は国家公務員で、このビジネスをやると副業になっちゃうから、母親の名前でやってるんだよね」
  • 「俺も飲んでる。飲むようになったら、すごく体の調子がいい」
  • 「新しいビジネスだから、いま始めれば、上の方にいけるんだよ!」

というあたりからめちゃくちゃ違和感を抱きはじめました。なんだよ、上の方にいける、って。全体通してもどかしいかんじ。後、質問に対してその答えがかえってこない。会話が成立してるのか成立していないのか微妙で、「いや、こんな変な会話の流れをする人じゃないよな」と、気持ち悪さを感じていました。

さいごに、「ビジネスを始めようとしている知り合い」の名前をメモし、彼が持っていたパンフレットをいただき、解散。1時間半くらいのうち、1時間くらいは正体不明のふわっとしたビジネスの話でした。

帰宅後、その「知り合い」の名前を検索したら、ヤフー知恵袋かなにかで「マルチ商法関連の企業をいくつも経営している人」というように書かれていました。

「マルチビジネスの誘いかよ!」というショックと、

「ほんとに、こんなことあるんだなあ...」という変な驚き、

「国家公務員だからって安心できねえなあ」という学び。

赴任先の海外で、日本人の現地採用の女子相手にマルチビジネスの勧誘とは。きっつー。

 

というわけで、「海外でも日本人相手にマルチのお誘いはある」ということを覚えておいていただければ幸いです。ちゃんちゃん。

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