虫歯にまつわるエトセトラ(海外編)
妊娠中、虫歯が大量にできました。原因はつわりです。
ジャカルタにいたころは、虫歯にならないように細心の注意を払っていたのになあ...と、悔やまれます。
そのことを知人などに話すと「なんで海外生活長いと歯に気を使うの?」と聞かれるので、もしかして海外で歯の治療をするのが大変って知られてないのかな、と思いました。今回は、海外での歯医者事情をざっくり紹介しますー。
これから出張や留学、駐在などで長期海外に行く方、そういう方のご家族の方、ご一読ください。
海外生活における歯科医事情
虫歯、日本でもなって困るものですが、海外で見つかったら困り度指数5倍くらいに跳ね上がります。といっても「何が困るの?」状態ですよね、そんな状況に陥らないとピンとこないと思います。以下を参考に、シミュレーションしてみてださい。
値段がメチャクチャ高いことが多い(保険が効かない)
国によりますが、だいたいの国では歯科は医療保険・健康保険の適用外。日本の健康保険が歯科もカバーしているという点、とても素晴らしいです。日本にいると当たり前と思ってしまいますが、実は有り難いことなのです。
専門用語が現地語で、意思疎通が難しい
日常会話は余裕でも、「抜歯」「奥歯」「親知らず」「神経を抜く」「銀歯」「麻酔をかけて」「差し歯」「インプラント」「矯正」「歯石」「化膿」「痛み止め」など、すぐ現地語に訳せない言葉、たくさんありますよね。
自分で伝えたい専門用語は事前に調べて予習はできても、医師からいわれた専門用語をすぐ理解し決断できるかと言ったら、なかなか難しいのでは。
人にもよりますが、医療通訳や歯科医、医療機器関連会社に勤めていない限り、歯科医の専門用語がわからず苦労する方が多いでしょう。
治療方針が違う
「この状態の歯を抜くか抜かないか」の判断は国によって多少違うもよう。
ほかにも麻酔の掛け方とか、細かいけれども施術を受ける側としては「エッ」とするようなことも多々あります。
★★
そんなわけで、海外で虫歯になったら大変です。赴任が決まった方は事前に歯医者に通っておくことをおすすめします。また、赴任後も、健康保険に加入したままであるなら一時帰国のたびに歯のチェックをおすすめします。