大学時代は「頻尿アジア(学科)代表」を名乗っていたみきほしです。ついったーで、膀胱炎で苦しんでるのに対応の悪いお医者様にぶちあたって怒りをワールドワイドウェブにぶちまけている女性を見かけたので、「こういう話って需要があるのでは?」と思い、まとめます。
かれこれ15年付き合っています
私の膀胱炎との付き合い暦は15年ぐらいです。共感できるつもりです、あのトイレのドレイ感。「尿道につまようじが刺さっているのでは?」という感じのの違和感、痛み、激震…。
ですので、膀胱炎になって苦しくて辛くて、苦し紛れにネットで和らげる方法を探したことがあるだろう膀胱炎頻発者に対して、「水を飲みましょう」とか「ふくときは前から」とか「セックスのあとは」とか、そんな当たり前のことはいまさら伝えません。
仕事とか空気読まなきゃいけないとか、いろんな事情でトイレを我慢しなくてはならないシチュエーションもありますよね。わかっています、そこも割愛します。
クランベリーとか日本では手に入れづらい食材についても言及しません。
私が膀胱炎患者に伝えたいことは、以下の2点です!
1.医者を変えましょう
もう頻発しているその時点で、その医者は医者としての機能を全うしていません。
要するにあなたの体質とのその医者の診断方針、あるいは双方のフィーリングが合わないのです。だったら医者をただちに変えましょう。双方の時間と、税金のムダです。
私自身、医者選択権がなかった時代に連れて行ってもらった医者が調べもしないのに「心因性じゃないの」とかってスルーされぜんぜん症状がおさまらなくって辛い思いをしましたし、けっこう傷つきました。
すべてのドクターが膀胱炎に理解のあるわけではありませんが、中には膀胱炎に理解のあるお医者様もいるので、そういう医者を探しましょう。
あと、膀胱炎患者に対する医師の処置は、大まかに
の3派にわかれます。
フロモックス出される方で、「フロモックスはあまり効かない」と感じる方はクラビットを出してもらってみてください。
薬の処方方針はお医者様それぞれです。「抗生物質は飲み続けると良くないから」とクラビット500を2錠しか出してくれない方もあれば、「しっかり治そう」とクラビット100を一週間分21錠も出してくれる方もいます。
効き方は体質にもよるので、自分に合う薬と量を把握しましょう。
いや、把握させてくれるお医者さんを探しましょう。
2.ツムラ40猪苓湯を1日3回3ヶ月飲んでください
東京に出てきて医者を漢方専門のところに変えて、「あんまり膀胱炎続くからこれちょっと飲んでみてよ」と出されたのが猪苓湯(チョレイトウ)。
猪苓湯(チョレイトウ)という方剤です。尿路の熱や腫れをひき、尿の出をよくします。具体的には、頻尿、残尿感、血尿などの排尿異常に適応します。口の渇きやイライラ感、不安感などをともなうときにも向きます。 おくすり110 猪苓湯
膀胱炎になったときに飲むと症状を改善する薬ですが、継続して服用すると体質改善をするという効果もあります。
私自身、10年以上の長きに渡り、
1-4ヶ月に1度のペースで「膀胱炎っぽい」症状を自覚
→クリニックで検査
→お医者さん「白血球出てますね。クラビット出しておきましょう」
という流れを繰り返したんですが、ツムラ40を飲み始めたこの半年間、膀胱炎にかかっていません。
漢方なので抗生物質のような副作用がほとんどないのも安心ですね。
妊娠中も服用可能【2015.8追記】
産婦人科医の判断によりますが、基本的に漢方薬ならば妊娠中も服用可能のようです。
私は妊娠2−3ヶ月目は処方していただけませんでしたが、4ヶ月目から処方してもらえました。
「効果は抜群だ」とはいえず、効いたり効かなかったりですが、ないよりぜんぜんマシです。
処方漢方は保険適用です
漢方には「高い」「保険が効かない」というイメージがあるようですが、一般薬と同様、お医者様に処方してもらえれば3割負担ですみます。処方薬じゃない市販品も売ってますが、割高になるのでお医者様に処方してもらうのがおすすめ。
しかし、お医者様へのお願い方法にも注意が必要。「ネットで見たんで、チョレイトウ処方してください」っていうとムッとするお医者様もいらっしゃると思います。
トラブルを避けるためにも「体質が似ていると思われる親戚がこの薬でよくなったといっていたので、私も試してみたい」という体裁でお願いすることをおすすめします。
ちなみにチョレイトウ、慣れるまで不味いです。でっらまずいです。続けていけば慣れるはずです。