みきほ氏ブログ

川崎在住、トリリンガル。日本にくる外国人観光客事情と対応術、インドネシア・マレーシアまわりのことを中心に書いています

このウェブサイトがおもしろい!2011サマーパート1

ウェブサイトがおもしろいというより、試みがおもしろい。それを体現してプラットフォーム化したのが「ウェブ」。だからウェブサイトがおもしろい。ウェブサイトよりは試みがおもしろい!いや、やっぱり表現媒体であるウェブサイトもおもしろい!!
この面白さを!ヨロコビを!感動を!一人でも多くの人に届けたーーーいと思うのですが、日本は、インドネシアやマレーシアやシンガポールと違い、インターネットは大衆的に若者だけのツールで、しかもみんなそれほどインターネットにかじりついていないようです。中学校や高校の友達と話していると、いかにわたしがインターネットに比重をおいた生活をしている「インターネッ子」なのかがわかります。大学の学外やシャカイジンになってから会った人はけっこうインターネッ子が多く、そうやって自分に似た人ばかりでコミュニティを形成していくようになってしまい、視野が狭まったら元も子もないなあ。インターネットの世界にいるときにかんじるネット人口と、実際のネット人口は違うんです。かかわりのレベルもはるかに違うんですよ。
そういうわけで、おそらくインターネットにご執心人口がそこまで多くない日本で、このヨロコビを共有できるのが限られた人だけということがなかなか残念です。

ローリーズファームオーガニックコットンを使ったブランド、ローリーズP.O.Cファームのウェブサイト
http://www.lowryspocfarm.jp/
オーガニックコットンについて何も知らない人に対しても、オーガニックがなんなのか、どんないいことがあるのか、なにより「オーガニックコットンで誰がしあわせになるか」をかわいい文字と味わい深いイラストを交えて紹介している。
なにより、この生産者の声をシンプルに伝えているのが本当に良い!まわりくどくないし、感情に訴えるようなものではなく素朴なかんじ。
わたしも同様の試みを考えているが、こんなにシンプルではなかった。
やっぱりイラスト、味のある文字はテッパンですね。わたしもペンタブ欲しくなりました。絵書くんですよみきほ氏も。


☆コフレ・プロジェクト
いらなくなった化粧品を被災地や途上国に持っていくプロジェクト
化粧品って買いますよね、たぶん女の子の多くは「買ったことで満足」する人が多いと思います。「アナスイのマスカラ持ってる自分かわいい」「ジルスチュアートのちょうかわいいチーク買った!これでわたしも女子力うp!」マジョリカマジョルカとかは、女の子がかわいいもの/かわいくなるためのもの所有し自己評価を高めるためだけに存在しているんじゃないのかと思うくらいです。わたしはそれの典型だった女子高生でした。特に日本の化粧品市場、女子力推進市場はギラギラっぷりはすごいです。インターネットを通じて6000キロ離れたジャカルタでもその光は届いています。
でも、化粧品ってそんなに使わないんですよね。上記の欲求のために買い込んだ化粧品を純粋に消費しようにも、目は2つ、ほおも2つ、くちびるは1つ。学生時代、いつもスッピンなくせに化粧品の品揃えは一流でした。使い終わらないうちに新しいのを定期的に買って使い切れない化粧品を、引っ越すときにどれだけ捨てたことか!

ところで、わたしが三月に帰国したときにすなぎももこちゃん(id:sunagimomoko,
化粧品についてはこんなエントリも書かれていますhttp://d.hatena.ne.jp/sunagimomoko/20110205/1296841702)が未使用同然の化粧品を私に譲ってくれました。ジャカルタインドネシアにはGDP的なアレと女性が自分のために使えるお金のアレで女子力向上ギラギラ市場はほぼ皆無、化粧品も日本から持ってきたものを使うことしか選択肢がなく化粧品が全然増えない私にとって、とってもうれしいプレゼントになりました。全部大切に大切に使ってます。*1
なんていうか、この一年半、人生で最も化粧品を大切に使っているなあと思っています。やっぱり、「手に入らないから」。そして「新しいものを買い足さないから」。本当に化粧品ありがとうすなぎももこちゃん!!!!

*1:余談ですが、すなぎももこちゃんはとっても美しい人なので、「そういう美しい人からもらった化粧品を使うと私も多少はマシに!」みたいな勘違いも働いて、いっそう大切にしています