【ビジネスマナーがあわない企業とのやりとり】のはなし
この話がとても印象に残った。
ただ、情報搾取する側は、情報「搾取」すると思ってやってないんじゃないだろうか。そういう企業文化というか、それをヨシとする価値観の企業(企業文化)なんじゃないか。お互いが前提としているビジネスマナーが合わないともいえそう。
以前わたしが関わった新興オンラインメディアは、「相手に原稿料を払わない」前提で原稿を書いてもらうための資料作りをしていた。印刷してクリップで止めながら「これは相手にものすごく失礼なんじゃないか」と懐疑的に思っていたけど、上司がそれをやれというのだから、「そういうものなんだな」とおもって、納得しないけどやるしかなかった。(当時は反論するエネルギーがなかったし、おかしいと思っているポイントを言語化する能力がなかった)
話は変わって、川崎で個人事業主になってからの話。
信頼していた企業に「コレ一緒にやりませんか」と持ちかけ、「おもしろい!やろうやろう!」と合意を得てた。「じゃあ、ウェブサイトわたしつくるので、価格表やスケジュールください」と提案して「ちょっと待ってね」と返信以降、まったく連絡がない。
「こっちはウェブサイトここまでできたんで」と進捗を伝えても、まったく返事がない---と思っていたら、私が提案した話を、その企業は別の事業者とやっていた。
「は?」「なんじゃそりゃ」
ってなったわ。
でも、信頼していた人だから、「は?」の内容を言語化することができなかった。
その企業とやってた別の事業で、不払いが続いて発生し「信頼していた企業」を真正面から疑う勇気ができたときに、
と、ずっとずっともやもやしていた「は?」「なんじゃそりゃ」を言語化できた。
いや、わかるよ、私でもその事業者とやるよ。
でもさ、それさ、一言言えよ。わたしに。提案したの私じゃん。
もうこの人と一緒に過ごしたくない。平気で時間遅れてきたりするし、ビジネスの考え方が違いすぎる。マナー違反なんちゃうの?
こう言語化するまでに1年かかった。
「いい人」と思って信頼していたけど、商習慣、商業上の考え方、ビジネスマナーが違うから取引をしない、と決めて心を落ち着かせるまでに1年もかかった
---ということで、私はその企業とは取引をしないことにしています。共演NGです。
たぶん、こういう【考え方やビジネスマナーがあわない企業とのやりとり】はこれからも増えていくんだろうな。
「こういう企業とは習慣が違うから取引をしない」という線引きをしたほうがストレスフリーで働ける気がしてきた。
インバウンドに15年くらい携わると純粋に外国人に楽しんでもらいたい人間と、単に稼ぐ手段とする人間の区別が直ぐに分かります。自社の集客力に直接関係ない訪日数やオリンピックをネタにしているかどうか。志の有無がここに表れる
— インバウンドにっぽん 小野秀一郎 (@jissen_inbound) January 17, 2019
インバウンド業界でいえば後者の人とは取引を避けるようにしたい。でもそうそうはいかないもんです...。