約10年ぶりコンサート生演奏をきいた
N響をオペラシティのコンサートホールで聞いてきた。N響が良かったのか、会場が良かったのか、多分どっちも良くて、すごくよかった。脳が洗浄された感。
— 堀田実希(通称みきほ氏) (@miqiho) November 1, 2018
ラヴェルのボレロがとてもよかった。地味で、同じようなことをやってるのに気づいたら派手になってる。私が好きなヨシタケシンスケの言葉で「人生のピークは遅いほうがいい」というのがあって、そんなような曲ダナーと思った。そんな仕事をしよう、あしたもがんばろう。
— 堀田実希(通称みきほ氏) (@miqiho) November 1, 2018
すごくいい体験だったので、ブログでもまとめておこうと思いました。
30代になってからはじめてのオーケストラでした。ずっと座りっぱなしで「ああ、オーケストラをよい状態で聞くのも体力や筋肉がいるな」と、自分の体の衰えを感じました。
最後にオーケストラに行ったのはいつだったろう、と思い返してみると、たぶん大学の吹奏楽部かの友達からもらった無料のチケットで、ひとりでいったんだ。何の曲を聞いたかおぼえていない。オアシス21に近い、愛知県芸術ホールだったかな、そこで聞いたんだと思う。
その前はどこだったろう。シンガポールで、10代の留学生だったとき、アママア(ホストマザーの母、おばあちゃん)にエスプラネードのオペラハウスに連れて行ってもらったきがする。そこでなにか聞いたのか、それとも聞いていないのかも覚えていない。(たぶん行っただけなんだろうな)オペラハウスはおぼえている。シンガポール市民のアママアは「去年できたばかり」で「ドリアン」と呼んでいた。
シンガポールには何度も行ったけど、アママアのうちで過ごしたときが一番楽しかったなあ。
いろいろと思い返してみると、「ひとりで」の体験よりも、「どこに」「誰と行ったか」というのはけっこう覚えているものだ。「ひとりで」生きるのも楽しいけど、わたしは「だれかと」なにかするほうが、記憶に残って覚えていられる、楽しめている人なんだなあ、と思った。
そういえば、わたしの頻尿の原因は脳の病気ということがわかって、投薬治療をはじめて1年が経った。以前は演奏の休憩のたびにトイレ行ってたけど、演奏前に一度行ってから帰宅するまで行かなかったなあ。なんかの薬とか尿もれパンツの宣伝みたいだけど、トイレを気にせず音楽楽しめるって、いいなあ。
今朝、子どもに「昨日何してたの?どこ行ってたの?」と聞かれて、「ボレロを聞きに行ったんだよ」と話すと「私も行きたい」と言った。いままで、コンサートとかは誰かに誘われて行くものだったけど、自発的に行きたいし、子どもも連れて行ってあげたいなあ。
*かわさきにはミューザ川崎という音楽ホールがあります。ランチタイムコンサートってのを定期的にやってます