みきほ氏ブログ

川崎在住、トリリンガル。日本にくる外国人観光客事情と対応術、インドネシア・マレーシアまわりのことを中心に書いています

石井光太さんの「鬼畜の家」を読みました。

読むのが辛かった本オブザイヤー2016決定。

f:id:m_h:20161025150723j:image

渦中にいる人は、それがおかしなことと思ってやってない。それが「ふつう」と思える生育環境だった。

この本に出てくる我が子をウサギ用ケージにぶち込んだ人も、この本には出てこないけど、慶応大学生や東大学生の一連の残念なニュースの当事者たちも、朝5時に働き始める電通の人たちも、残業100時間で自殺とは情けないとぬかす大学教授のおじさんも、口汚く人種差別発言を繰り返す人も、連鎖商取引のビジネスモデルに囲い込まれたわたしの友人も、「おかしなことではない」と思ってやってる感ある。
これ何なんだろ、認知の歪み?

認知の歪み、明日は我が身。自分が「おかしなことではない」と思ってやってることが、はたから見たら異常ってことも、あるよなぁ。わたしだって、そうなるのかもしれない。
そうならんよう、人付き合いの多様性を心がけたいです。

 

「鬼畜」の家:わが子を殺す親たち

「鬼畜」の家:わが子を殺す親たち

 

 



 

unicoのキッチンカウンター「STRADA」がほしい

unicoのstrada(ストラーダ)のキッチンカウンター購入検討している人に向けた記事です。

 

うちは食器棚がなく、ステンレスのラックにむき出しのまま食器や鍋、調理家電などをおいています。子どもがある程度大きくなり、キッチンに侵入してはなべのふたやフライパンの取っ手をいじくるようになりました。

そろそろ食器棚を買おう、電子レンジとかおけるキッチンボードを買おうと決め、

・電子レンジと炊飯器とティファールの湯沸かし器を置けて、圧力なべ・土鍋類が隠れる収納

・できればマグカップ類もしまえる

が絶対条件。

手近なニトリやらB-Company,unicoなどをみてまわっていました。

で、やっぱり一番気になるのはunicoです。Strada,キッチンカウンター 幅120で、オープンタイプがスタンダードタイプの二択。

が、お店に行って実物をみてもカタログをめくっても、生活感がまったくなく、使用イメージがつきません。

www.instagram.com

2枚目のは、電子レンジないですし。

そこで、インスタグラムやブログでstradaを実際に使っている方の画像を探しました。

同様の問題にぶち当たっている方、画像を集めておいたので参考にしてください。

続きを読む

ともだちってなんだろうな

半泣きになりながら、「親友がマルチに囲い込まれて(私の)心がぺしゃんこになった話」というまんがを描いています。美しき学生時代の思い出がよみがえり、唇から歌が溢れ、やさしくて、そして悲しい気持ちになりました。

うちの父はめんどくさい人になんですが、そんな父とも仲良くしてくれた親友。
もう、その親友はこの世にいないのです。少なくとも「いまは」この世にいないものと思ったほうがよさそうです。

 

そこでふと、考えるのです。

「ともだち」って、なんなんだろうと。

特に女同士の友情は、環境の変化とともに途切れたり、ときにマウンティングの対象となったり、さまざまな描き方ができます。ときに美しく、ときに醜く、ときに表面的で、ときに心の奥にふれあうものがある。その友情がどんな形をしているかは、そのペアの関係性にもよるのだけど、じゃあわたしにとっての「ともだち」とはなんなんだろう、と。

で、考えてまとめたところ、こんなかんじでした。日本語おかしいのですが。

  1. 自分の考えや見方を押し付けない
  2. 楽しいこと・おもしろいことを共有できる
  3. つらそうなときには、気持ちに寄り添って、つらいのを緩和させられる

この1と3の両立が、ときに、ごくときに、むつかしいときがあります。相手のためを思って、自分の考えを押し付けている。マルチに囲い込まれた親友がまさにそうなのです。

自分が何か言うときは、「気持ちに寄り添えているのか(かえって相手を追い詰めないか、不快にさせないか)」に気を配りたいな。

2に関しては、結婚出産などライフステージが変わったときにうまく機能しなくなるときがある。「友達がママになったとたんおもしろくなくなる現象」はよくある例かな。子育てに関する話をするのは、子持ちからしたら「楽しいこと」だし「おもしろいこと」だから共有したいんだけど、そうでない人からおもろない。また、わたしみたいに、他人の子育てにそこまで興味を持てない人もいる。

私は子どもが生まれても、万年筆や文房具についてだらだらと話したいし、インドネシアや東南アジア世界も紹介したいし、起業とか、ジェンダー差異の微妙なトピックや、社会問題についてもふれたい。子どもの話よりも、電子書籍を出したという報告や、民泊ビジネスのおもしろさについて話したい。

 

mikihoshi.hatenablog.com

 

note.mu

「親友がマルチに囲い込まれ私の心がぺしゃんこになった話」を漫画でnoteに描きます

note.mu

note.muに、まんがを投稿することにしました。

きっかけは、以前書いた記事 

古い友人が、マルチ商法のダークサイドに落ちて辛い - みきほ氏ブログ

の話に出てくる、古い友人から送られたジャブ。


このタイミングで?この期におよんで?いまさらその話出す?というようなジャブで、ただただ、心がぺしゃんこになりました。

とはいえ、古い友人がかかわっている連鎖取引販売型組織の話は広く知れ渡ってほしいと思っている。拡散させるためにはどうすればいいんだろう、と考えたときに、まんがが思いつきました。わたしは小学校の時は漫画家を目指してスクリーントーン貼ってたタイプの人なので、まったく描けないわけではない。決してうまくはないですが。

ただここ数年、よく読まれているネットコミックを見ていると、よく読まれるには絵のうまさよりもおもしろさが大事だと。じゃあおもしろさはどこからくるかといえば、書き手の「伝えたい」という思いからかな、と。わたしはおもしろく描けるか自信はないけれど、とにかく「伝えたい」という気持ちは強くあります。

いや、私はこれを描かなきゃいけない。ひとりでもあの組織に吸い込まれて囲い込まれないようにしてほしい。わたしみたいに、親友を失って辛い思いをする人がひとりでも減ってほしい。そんな使命感だけは、持っています。

ネタ晴らしすると、友人がかかわっている組織は「ゼンケンカイ」という、カイロプラクティックの技術を教えるところです。「全健会 被害」で検索すると、私が書こうとしている話に似た話がいっぱい出てきます。

私と同じように、友人や家族がゼンケンカイに取り込まれ、日本語が通じなくなり、心がぺしゃんこになった方がいたら、応援のメッセージやアドバイス、体験談などを寄せていただければうれしいです。

また、「ここがわかりにくいから書き直したほうがいい」などのアドバイスもお待ちしています。より多くの人に読んでもらうために、助けてほしいです。

f:id:m_h:20161003113948j:plain

超・余談。このまんがは、「しいたげられたしいたけ」で知られるわっと(id:watto)さんの記事を参考に、フリクションペンで書いています。消しゴムカスが出ないってサイコーだわね。

watto.hatenablog.com

f:id:m_h:20161003114006j:plain

靴を捨てている2016秋

持ち物記録

靴を捨てています。

「服のコーディネートは3色にとどめるとすっきりおしゃれにみえる」という話を聞いて、なるほどと共感したので、手持ちのかばんの色とのバランスや、履き心地などではいていないものを処分する次第です。

持ちたい靴の条件は、

  • 足に合う(履きやすい・歩きやすい)
  • 色が手持ち鞄や服飾雑貨に合う
  • ビジュアルが気に入っている

の3つをそろえるものなのですが、そんな靴が、ない。

おそらく、その3つを条件を満たした靴はそれなりの値段がするのだろうけど、

高い靴って「足に合わなかったら」とか「すぐ壊れたら」と考えてしまい、なかなか踏み切れない。

3万円もするピンヒールなんて「壊れそう」と思うと買えないし履けない。

みんなどうやって靴選んでるの?

残す靴9足

といっても、残すことに納得できないまま、惰性で持ってる靴もあります...。

 f:id:m_h:20160917082607j:plain

続きを読む

他人同士で骨格診断とパーソナルカラー診断をやりあった

2か月くらい前の話です。冗長です。

お洋服が好きなんです

お洋服が好きです。見るのも着るのも好きだし、選ぶのも好きでした。でも、日本に帰ってからは、選ぶときに心がどんよりすることが増えました。

ジャカルタにいたときはバティックという、着ているだけで万人から褒められる万能服がありました。おそらく外国人作用もあったんでしょう、外国人が着物を着れば「いいね!」といわれるように、日本人である私がバティック着れば、みんなよろこんでくれて褒めてました。実際、私は値段の張る良いバティックを好んできていましたし。とにかく、インドネシアではバティックで好きなものを買って着れば、自分は幸せだしまわりからも褒められるしインドネシアのクリエイティブ産業振興に寄与できるし帰国後も自慢できるしで、すべてうまくいっていました、本当に。

(バティックお洋服の例 バティックブランド「Allure」の2011年くらいのファッションショーで)

f:id:m_h:20160915103142j:plain

しかし、日本ではそうでもない。日本で気に入った服が、自分を残念に見せることがある。自分が気に入る服を買えばいいという意見もあるけれど、三十路にはいったいま、そうもいかない。人は見た目が9割だ。

「日本ではやっている服、日本で売っている素敵にみえる服は、どうもスタイルの良さが求められる。痩せればそれなりに見えるはずだ。つまり、おしゃれに服を着こなすには、痩せなければならないのだ!」そう思い込み、目標体重を47キロと設定し、邁進していました。

が、このほど、妊娠出産をしまして。母乳育児でメチャ痩せました。あっという間に、設定目標を下回る体重に到達いたしました。

で、

「痩せたらきっと似合うだろう」と思っていたお洋服を試着。ところがどっこい、イマイチきまらない。なんでだろう....??

 

というタイミングで、はてなブックマークで盛り上がった、もぐたんさん(id:mogmogmogtan)の「素敵な服を買ったはずなのに私が着るとダサくなる原因が発覚した」のこのエントリ。

www.yurui-life.com

わたしもひどく共感し、感銘を受け、「よし!わたしもこれやろう!他人と診断しあおう!」と決めました。

続きを読む

心が疲れているときに「肯定ペンギン」

Twitterで知った、くびたろうさんという絵描きさんがとても好きです。

 

一言でいうと、ちょっときもかわな脱力系。

くびたろうさんの魅力は、イラストがまとめられているインスタ・タンブラーをご覧いただくとして、くびたろうさんの作品の中で私が一番気に入っているのは、この「肯定ペンギン」です。

www.instagram.com

これを見たとき、なんか、こう、ほわっと、シュールなんだけど暖かい気持ちになりました。

自分に対して優しい気持ちになってもらっている、というような。「癒し」というより、自分に対する応援であり、「無理に頑張らなくていいんだよ」というやさしさ。つまりは肯定感かな。

 

金曜日ぐらいになると、Twiter上でお疲れのため息がダダ漏れのみなさまには、くびたろうさんの以下のツイートをRTする形で、画像を飛ばしています。

 

 

 

kubitaro.tumblr.com