みきほ氏ブログ

川崎在住、トリリンガル。日本にくる外国人観光客事情と対応術、インドネシア・マレーシアまわりのことを中心に書いています

ジャカルタファッソンSHOW解(1)

JKT48(http://www.jkt48.com/index-jp.html)が結成されて「案外インドネシアの子かわいいじゃん」という声がワールドワイドウェブの重箱をつついたら出てきてうれしいのですが、インドネシアの人たちは素材(人)がいいだけじゃなく、素材にのせる服もすてきです。織物のイカット、ろうけつ染めなど、インドネシアは伝統布が多彩にあります。また刺繍文化も見事なもので、テキスタイル・デザイナーの数は世界一なんじゃないでしょうか。伝統的な素材を使って現代の形に合わせたデザインを発表するインドネシアはファッション産業の潜在力が高いのです。
というわけでインドネシアのファッションイベントで見つけたしゃれ乙なかんじの人々を定期的に紹介していきます!!!!

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ジャカルタファッションウィーク2012で。

(右)コンパスTVのアナウンサーCさん(29)。
服はいつもデザイナーさんに作ってもらってるそうです。主役のトップスは素材はイカットというインドネシア(西ヌサトゥンガラ地方)の伝統の織物。
えりの形がなんかおもしろいの。あと袖も。こういう袖のものインドネシアけっこうあっておもしろい。年中夏で一枚で着れる服のデザインが洗練されていっている。かばんの色と合わせてまとまってるかんじ。
月に使うファッション費用は800万ルピア(8万円くらい)

(左)Cさんのご友人でフリーの番組ディレクター。年齢は32歳。ファッション費用などは聞けず。ジャカルタけーおん(在住日本人のバンド)のこと知ってた。林延行さん*1有名人だ...
黒いトップスに黒地に茶色のジョクジャカルタっぽいバティックに合わせています。黒に茶色が映えますね。そして金のネックレスもポイントになっていいかんじにまとまってます。こういうのいいわあ!

インドネシア、ここ最近はポイントになる存在感のあるネックレスもたくさんあります。
それは後日紹介ということで。

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バンドンのテキスタイルデザイナーのカリナさん(24)。2012年に日本の大学院にテキスタイルデザインを学びに行くそうです。日本のテキスタイルデザインというより、着物の柄、絞り技術など学ぶそうな。バンドンから車で往復6時間かけてお父さんに連れてきてもらったそうです。そういうところちょっとインドネシアの人自立してないよなあ...と思うと同時に、この家族にとってカリナさんはすごく大事な娘なんだなー。
どっちも繊維の街バンドンで購入したというメードインインドネシア、メードインバンドンのもの。ポイントは『刺繍』とのこと。ジャケットの下のブラウスの袖もきれーな刺繍でした(その写真穫らなきゃ意味ないよな...)

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華人の元モデルさんのKさん、年齢不詳。かばん、サンダル、ボトムス、トップス黒でまとまってて素敵!ザ・アジアンビューティ!!
先日のショーでもありましたが、黒地にキラキラ系の素材をのっけているファッション多いです。彼女の場合はトップスに縫い付けてあります。どうやって洗濯するんだろう、もちろん手洗いだよなー。わたしもこういう服ほしいなーって昔思ってたんですけどうちはメードさんのする洗濯がけっこう残念なので買う勇気ないです...。

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ファッションデザイナーのCさん(40代後半)
ベージュ、カーキでまとまってます。日本に短期留学した経験があってご自分のデザインのファッションに「絞り」を入れてるそうです。けっこうインドネシアのテキスタイルデザイナー、日本留学するのよね。ショールもしぼりのものだそうです。ショールとネックレスうまくあわせてるなーっまねしたいなーっておもうけど、多動性のわたしは無理だなー…試みるけどからまるのです。あんまり動きがない、荷物がないときにしかあわせらんないよなあってこういう写真みて気付きました。

*1:日本食スーパー『パパイヤ』で流れてるジャカルタ音頭を作曲した人