かばんのはなし
今回のジャカルタファッションウィークは、昨年と違いスポンサー企業(銀行などの大手)が地方のファッション工芸品の中小企業(零細企業?)をジャカルタに招待しました。
インドネシアはファッション小物の宝庫ともいえます。真珠の養殖が盛んで、淡水パールだったら日本の6分〜10分の一の値段で手に入ります。ピアス一対300円とか。銀細工なども。ヘビ革も充実してるし、ジョクジャカルタとバリで牛革小物、チルボンでラタン(籐)製品の生産が盛んです。チルボンは家具が多いですが。あとこのあいだユネスコの世界無形文化遺産にも登録された染め物(布)のバティックに、織物のイカット。地方の刺繍も見事な物です。布をいくつか買って行くだけでも夢が広がります。私は裁縫は出来ませんが、2000円〜3000円でやってくれる仕立て屋さんにおねがいしてワンピースなりチュニックなり作っています。
今回購入したのはこのレザーバッグ2つ。100%牛革のショルダーとトート。どっちもA4くらいは入る日本にいた時、同じようなバッグが欲しかった時期がそれぞれあるのだけど、ポケットが小さいとか足りないとか不満が残るのに1万二千えんくらいと二万二千円くらいだったので結局かわなかった。ポケットが少ないとか位置が気に入らないとか不満はあるけど、どちらも約3000円なので「まあこの値段なら」と妥協して買った。使ってみると「買ってよかった!!」の一言に尽きます。とっても便利。愛着わいてます。
お客さんによって値段違うっぽかったのがちょっと気になった。バリに本店があるそうです。バリの牛革小物も観光客向けの値段設定だけど交渉次第で安くなる場合もあるみたいですね。やったことないけど。
インドネシアはかばんが充実していると思う。
8000円くらい出せば、まちがしっかりしてて肩掛け部分もレザーでしっかりしているものにありつける。カスタムメイド、オーダーメイドも安い。
なにしろ私は荷物が多い。昔日本で学生やってるときに6000円以上もするショルダーの合皮バッグが買って二日くらいで取手がブッチリいったので、インドネシアの丈夫なかばんの数々は、すごく信頼できると思ってる。
バッグはメードインチャイナよりメードインインドネシアですよ!
上は8月に購入したバケツトート。8000円。取手が蛇革で肩にかけられる。底にも足があるし丈夫。ヘビ革が途中でちぎれつつある場所もあるけど、つくった人に連絡すれば修理してもらえるっぽい。
値段がちょっと高いのは、外の布(バティック)が年代物のを使ってるから。でもちょっと汚れてきたのが気になる…あんまり目立たないけど…。
ちなみにこれは完全に観賞用のかばん。800円くらいでバリで購入。
(追記)レザーバッグ、工場の人に連絡してみたら、日本ではkyucaというブランドで売られているものらしい。