【著作権無視】世界観を体験【進化するカフェ・ジャカルタ編】
先日は名古屋のペンギンラバーズの心を射止めたペンギンまみれの「PGカフェ」と日本の進化するカフェについて書きましたが、きょうはお待ちかね、ジャカルタのテーマカフェについて紹介します。(写真・your smart guideより)
日本と同様、「イタリアから取り寄せた骨董品で店内を飾ったイタリアンレストラン」のように、食べ物とその地域の雰囲気を演出した「地域テーマ型」レストラン、カフェはたくさんあります。
そのほか、ここ2年くらい、こんなかんじのカフェが見受けられるようになりました。
時代懐古系カフェ
インドネシア植民地時代や独立後間もないころの文化、雰囲気を演出したカフェがじわじわと増えてきています。インドネシア語のつづりも旧式になっていて(dulu→doeloeなど)、昔のポスターとかを引っ張り出して飾っています。写真はKopi Tiam Oey(写真・my journal, my lifeより)
ジャカルタの現地採用ブロガーとして知られる男性も絶賛のカフェ・モンド(Cafe Mondo)は、インドネシア音楽マニアの日本人男性がデザインを手掛けこともあって、「たぶん70年代とか80年代なんだろうなー」というレトロなポスターが飾られてます。「そういうカフェはいままでなかった」ということで、インドネシア人の間でも評判のようです。(写真・Jakarta Vintage より)
日本的メイドカフェは?
日本的メイドカフェは、現在のところインドネシア人向けのは「まだない」といってよさそう。
期間限定店では、昨年のアニメファン向けイベント「AFA INDONESIA」でありました。
AFA-IDは、シンガポールの「SOZO」が主催したイベントで、同社が独自にトレーニングしたインドネシア人、シンガポール人、タイ人、マレーシア人が入り乱れる「執事カフェ」「メイドカフェ」を運営しました。日本人や日本のそういった事情に精通しているシンガポール人が監督していたので、相当再現度が高かったです。5−6時間の行列を作っていました。(写真・BLAZST ANIMEより)
一応、ジャカルタにも「萌萌カフェ」という、仕事と渋滞とストレスに疲れた日本人駐在員を癒す目的でオープンしたと推測されるメイドカフェ、あります。けど、インドネシアの大衆向けじゃないんですよねー
企業系カフェのケース
企業系PRカフェはまだほとんどないです。
唯一あてはまるのが、「マグナムカフェ」。2010年ごろからジャカルタで爆発的に売れていた準・高級チョコアイスバー「マグナム」をコンセプトにしたカフェです。
マグナムバーの形をした椅子とか、広告で使われていたエレガントな空間とか、マグナム世界を演出。マグナムバーを使ったパフェやらケーキやらのスイーツメニューがあり、視覚・味覚・嗅覚でマグナムワールドをマンキツできるようでした。
ここは十カ月限定でしたが、復活を求める声に答えリニューアルオープン。いまはそこまで行列はできていませんが、そこそこお客さんは入っています。
著作権無視!世界で一番有名なネコ編
ありがたいことに、キティちゃんやドラえもんが大人気キャラのインドネシア。ジャカルタに公式店舗よろしくキティちゃんがたくさんいらっしゃるカフェがありますが、サンリオに問い合わせたところ、「いわゆる偽物」。ライセンス許諾という形の公式カフェはアジア各地であるけれど、インドネシアにはまだないそうです。
キティちゃんマニアの人が「集めたキティちゃんグッズでお店開いちゃいました」という具合でしょう。それでもこれだけのグッズを集めたのは大したもんです。
モールなどで公式ライセンス店を出せば勝機はありそうですね。ちなみに問い合わせ先は、アジア地域でのライセンス業務をやっているサンリオ香港です。
著作権、無視? きっとヒーローも許してくれる
ジャカルタのEpiwalkに「コミック」をポップに定義したカフェがあります。ヒーロー系アメコミから世界で一番有名なネコ型ロボット、某巨大ロボット系キャラクターなどなどのイラスト、グッズが店内にずらーり。メニューもヒーローにちなんだものがあるそうです。(写真・ブログより)
多分こんなカフェがウケる!
マグナムカフェや、キティちゃん著作権無視カフェの例から、インドネシアが「キャラもの」やブランドの世界観体験型カフェがウケる素地がありそうなことがわかりましたね。
みきほ氏独断と偏見と妄想ベースで、「こんなカフェが受けるだろう」提案します!(同じ場所で1−2カ月限定サイクルでコロコロ変えるといいとおもう!)
- 「NARUTOカフェ」 店員さんはみんな木の葉。週に一度国内の著名コスプレイヤー呼んで写真撮影会。だんごにラーメンにイチャイチャパラダイスと登場人物の好物をメニューにしてみましょー。
- 「忍者カフェ」忍者の人気は根強いです。NARUTOじゃなくて中部国際空港にいるような忍者が店員さん。
- 「ドラえもんカフェ」札幌の空港にあるやつをそのまんま移動しちゃいなよ!
- 「ロイズチョコカフェ」ロイズはインドネシアでも販売中。札幌空港のやつをそのまんまやっちゃいなよ!!レトロ感のあるチョコレートの包み紙がずらっと並んでいる展示は話題になりそう。見ていてたのしかった。
- 「アングリーバードカフェ」プレイグラウンドと併設で。
と、まあ妄想ベースで色々と書いてみました。
関係者各位は一度検討してほしいなー!!!