乙武さん関連から、私がかんがえる「目の前の人の幸せ」と、その人の「その人にとっての幸せ」が異なるかもしれないというはなし
個人的な備忘録と、戒めです。この話題について。
乙武さんの不倫が明るみに出たとき、奥さんの状況を見て「モラハラで洗脳されてるだけなんじゃ...」という感想が浮かびました。
だから、今回のタイトルだけを読んだとき「ああ、奥さんの洗脳とけたのかな。よかった!」と、胸をなでおろしたんだけど、この話はそんなシンプルな話じゃなかった。
ポストセブンの記事は、要するに、
(1)不倫報道前までは、乙武さんが不倫に忙しくて家にいなかったから、うまくやれていた
(2)不倫報道後、乙武さんがずっと家にいるようになってしまった。奥さんの負担が増え、家庭のバランスが保てなくなって、「離婚したい」
という..なんとも皮肉なはなしでした。
夫婦(あるいは家族)の形はそのチームそれぞれで、それぞれにあった形があるはずなんだけど、「理想の形」といわれるものを無理に目指して、バランスを崩すのはよろしくない。この「理想の形に合わせようとしてバランス崩す現象」、ここ数年の、イクメンをよしとする風潮でも、同じことがいえるんだけど、それはまた後日整理します。
乙武さん一家は、外野から見たらモラルハラスメントに見えるその状況、そのチームにとってはベストではないけどベターなスタイルだった、ってことなんだよね。だから夫婦のありかた・家族のありかたに口出しするべきではないんだけど、でも、モラハラで不幸になっている人は、いる。
立ち入るべきなのか、立ち入らないべきなのか。「わたしがかんがえる目の前の人の幸せ」ことは、そのひとの「幸せ」ではないかもしれない。自分は「救う」つもりでも、相手にとったら余計なおせっかいなのかもしれない。(...なんか、先進国→後進国の農業支援の話と似てる部分あるな)
家族・夫婦問題のむつかしさ・複雑さを、改めて認識しました。
私は中途半端におせっかいだから、そのへん、留意したいなあ。
<あわせてよみたい?>
いまだに「モラハラってなあに?」という人はこのウェブ小説読むといいよ!
モラルハラスメントの構造、心理状態がこわいくらいわかります↓
モラハラ+DVの、加害者側のあたまのなかのはなし。匿名ダイアリより。
「夫婦って健やかなるときも病める時もわかちあうもんだよな!?」って改めて思う。モラハラ気質な人は結婚しない方がいい。いまは結婚しなくても昔ほど風当り強くないんだから無理に結婚しない方がいいよ!
昔読んだ本。他人を攻撃せずにはいられない人の事例がいくつか紹介されている。「いるいる、こういう人~」ってぞぞぞっとしながら読めるかも。対処法はあまり参考にならなかった。