みきほ氏ブログ

川崎在住、トリリンガル。日本にくる外国人観光客事情と対応術、インドネシア・マレーシアまわりのことを中心に書いています

【みきほ氏、自分のための日記】DevRelやPMのコミュニティがおもしろい

リックソフト株式会社に入社して1年4か月が経った。久々に友人から通訳の仕事の打診が来たが、まったくつてがなくなって、「思えば遠くにきたもんだ」と感慨深くなった。

だから、自分のための日記を書こうと思った。忙殺されて来た道がわからなくならないために、バズ目的じゃない、未来の自分のための日記を書こうと決めた。

理由はふたつある。

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北斗の拳フィットボクシングを100倍楽しむ方法

2022年12月22日、私はニンテンドーオンラインストアで「フィットボクシング 北斗の拳~お前はもう痩せている~」をダウンロードした。北斗の拳バージョンのフィットボクシングだ。

まえおき:フィットボクシングと北斗の拳と私

フィットボクシングこれまで初代から2までゲームカード版で所持していた。2022年3月に在宅勤務を始めてから運動不足が課題となった。その解消のため、1日20分から1時間半フィットボクシングを行う習慣をつけた。

フィットボクシング2のいつものメンバーにマンネリ化してきたところ、フィットボクシング北斗の拳が出ると言うニュースが入った。

私の北斗の拳に関する知識はあまり豊富ではない。小学校の時学校から帰ってくると、夜勤明けの父が再放送のアニメ版北斗の拳及び北斗の拳2を見ていたので、父と洗濯物をたたみながら一緒にそれを見ていた。それも断片的にだ。

なので、私の北斗の拳の知識は以下のようなかんじだ。

  • ケンシロウ及び北斗神拳の技術を持っている人が「秘孔」をついたら、一瞬で人が死ぬ(破裂する)
  • 荒野に荒れた世紀末が舞台
  • モヒカンの人たちが弱い村人たちを襲ってモノを奪っている
  • ケンとともに旅をする孤児バットとリンの存在
  • 「ゆわっしゃー」と「タフボーイ」の歌

つまり、フィットボクシングに関してはガチ勢だけど、北斗の拳についてはガチ勢ではない。


フィットボクシング北斗の拳は7,000円以上する。その値段の価値はあるだろうか。その価値を知るために、まずは私は北斗の拳の復習をすることに決めた。

北斗の拳の履修開始

北斗の拳は2部構成

北斗の拳は1980年代前半に週刊少年ジャンプに連載されていた漫画であり、アニメ化がされている。私が生まれる前の話だ。

北斗の拳は通2部構成に分かれており、前半はケンシロウが北斗神拳4兄弟と南斗の拳をめぐる漢たちの話で、後半は前半の数年後、リンとバットが成長した時代の話である。アニメ版では「北斗の拳2」というタイトルになっている。

漫画は前半後半あわせて246話。アニメ版は「1」は109話、「2」は43話で、1話だいたい25分。いずれもネットフリックスで視聴可能(ただし16歳+指定)

北斗の拳フィットボクシングの世界は、実質北斗の拳前半(アニメ版1)のみの世界観らしい。つまりフィットボクシング北斗の拳を楽しむには、北斗の拳前半を読むか、アニメ版の「1」を全部視聴すれば事足るのである。

LINEマンガで実質前半は履修できる

北斗の拳前半は、1タイトルにつき毎日1話読めるスマホアプリ「LINEマンガ」で全部無料で読める範囲内だった。前半に相当する話の数は100近くある。1日1話だと100日かかる...と思いがちだが、「時短チャージ」アイテムや「CM見て1話無料!(1日最大5話)」という技、またLINEが死んでるアカウントや親兄弟に「おすすめ」するなどすれば1日7~10話分くらい読めるのである。

そして、LINEマンガで北斗の拳の世界につかりはじめるタイミングで、フィットボクシング北斗の拳の体験版をダウンロードすることを強くおすすめする。

体験版でザコを殴り放題

北斗の拳を読み始めると、モヒカンの「ザコ」へのヘイトが溜まってくる。とくに父親の首に縄をかけて吊るし、父親に死んでほしくない子供がわが身を犠牲にして父親の体重を支える...という鬼畜の所業をやっているのは、小さい子供を持つ親としてフィクションながらに腹がたった。

そのザコ、体験版で殴り放題です。「人を殴るって気持ち良い」そんな危ない気持ちよさが私に芽生えてしまいました...

マミヤって誰?LINEマンガをめくる指が止まらない!

体験版をインストールするとインストラクターにマミヤという陰鬱な顔をした美女が現れる。

「誰だよマミヤって...」

気になる私はLINEマンガを読み進めるのだ、マミヤに出会うために。

LINEマンガで北斗の拳を履修した後は、フィットボクシング北斗の拳めちゃくちゃたのしい

沼にハマったというほどではないが心にうまく入ったので製品版をダウンロード購入しました。毎日続いています。

履修する前と後で楽しさが100倍くらい違います。

 

 

発売後から毎日やってるので今日で37日目 pic.twitter.com/6nAiNckbdQ

— みきほ氏 (@miqiho) 2023年1月30日

たのしいです。

<番外編>小1児童、北斗の拳にハマる

私のフィットボクシング北斗の拳をプレイする様子を見ていた子供が北斗の拳の世界に興味を持ちだした。前述のとおりアニメ版をネットフリックスで視聴可能なのでいま少しずつ視聴している。

アニメ版ではユリア様のお付きの人のサキとか、リンの犬とかオリジナルキャラクターがいっぱい出てきて尺が伸びている。でも子どもはじっと見ている。おもしろいらしい。

「ケンシロウにZの烙印がないか調べようとする村人がケンシロウの服を脱がすのではなく引き裂くのはひどい」

「ケンシロウはアニメでは赤いタンクトップ着ているのにフィットボクシングでは着ていないのなんで」

「シンのグループ、キングとかクラブとかハートとかいるの、トランプと一緒だよね、ファントミラージュといっしょ...ってコト!?:

「ケンシロウの赤いシャツぼろぼろになるのになんで気づいたらなおってるの」

「レイくんがマミヤさんの服を引き裂くのはひどい。マミヤさんかわいそう」

「フィットボクシングのこのバトルステージはキバ一族のアジトだね」

などなど感想や発見を教えてくれてうれしいです。

 

 

 

IT企業のBtoB広報に転生。これまでの広報スキルがあまり役に立っていない事実と試行錯誤中

元新聞記者、メディア業界には知り合いも多く、記者とのつながりもあり、「広報は得意」と思っていたけれど、業界が異なればぜんぜん役に立たなかった―――という話です。

わたしのメディア掲載獲得&広報実績について

もともと私は、外国人観光客集客支援の「合同会社みきほし」という事業を営んでいて、自著出版の時や観光マップ発行の際に記者会見などを開き、地味にメディア露出を獲得していました。

www.jp-inbound.com

なので、メディア露出のための動きは「やったことがあるしそれなりに成果を出せる」と思っていました。が、BtoB広報・ITの分野では勝手がぜんぜん違うなと感じました。

こんなに違う、「BtoB広報の勝手」

1.記者会見するネタがない

記者会見するネタが切実にない。

BtoB企業でも自社サービスがある企業かつ新サービスリリースであれば記者会見を行うネタがありそうだけど、そうでない企業(ライセンスの代理店など)は本当にネタがない。

*とはいえ非BtoBであったとしても記者会見をする機会がいっぱいあるわけではないと思います

2.プレスリリース配信後の勝手が違う

自分が記者をやっていたときは10年前は、

 

企業がプレスリリースを出す→

(記者が)プレスリリースを受け取る→

記者がプレスリリースをもとに追加取材を行う→

メディア掲載

 

という流れが「作法」だと思っていましたし、自分で事業をやっているときもそのように対応いただいていました。

 

ですが、BtoB企業の広報をやっている現在、

 

企業がプレスリリースを出す→

メディアがそれをもとに執筆してくれる→

メディア掲載

という流れが多いです。「あれ」っていう感じ。

広報はメディアリレーションだけではない

自分が新聞出身かつ自分の強みということもあって、どうしても広報=メディアリレーションの文脈でしか見ていられなかったのですが、広報ってPublic Relationsです。Publicって、メディアだけじゃないです。

既存顧客、その中でもユーザーとも管理者とも関係性を築きたいし、それを含めたコミュニティづくりもしていきたい。開発者、従業員、地域、出資者、行政機関と関係性も意識していかなければならない。

メディア広報より技術向け・ユーザー向け広報のほうが影響力ある

これは9か月やってようやく思い至ったことです。

マスコミに向けて発信するよりも、ニッチオブニッチな世界では、ダークSNSやインフルエンサー(特定の業界で影響力がある人)で話題にしてもらう方が影響力(より多くの人に認知向上する力)がある。

最近DevRelという概念を知り、勉強中です。

DevRelコミュニティ運営をされている方はとてもオープンマインドで、またハラスメントがコミュニティ内で発生しないように配慮されており、「進化したインターネットのコミュニティ」と感じました。

devrel.connpass.com

3月にイベントあるのが楽しみ。

 

このほか、広い意味での方向として、何ができるか試行錯誤中です。少しずつ打つ手を増やしていきたいです。

 

自営業から会社員に転職しました。

今年の3月に、外国人観光客集客コンサルティングの自営業から、正規雇用の会社員に転生しました。

 

自営業をやめた理由は、ふたつあります。外国人観光客か来なくなって、来ない間に自分のノウハウが陳腐化したからです。

売上もほぼないですし、先が見えません。

どんな事業もそうでしょうが、わたしの事業も、過去の経験と実績を知見とし、それを次に繋げていくものでした。事業に空白期間があり、知見はアップデートが止まったまま。なのに世界は変わっていく。

 

もう一つの理由が、子どもが小学校に上がるからです。ワークライフスタイルを変えるにはギリギリのタイミングだと思いました。

 

外国人観光客数が前の水準に戻るのはいつになるかわからない焦りから、一年くらい前にゆるく転職活動を始めました。

「子どもの小学校生活が落ち着いた6月くらいに入社できればいいな」と思っていたのですが、ご縁があって年明けくらいに内定をいただき、3月からIT企業のインハウスマーケターとして働いています。

 

「小1の壁」を乗り越えるには在宅勤務か時短勤務が必須だと予測しており、その予測は見事命中しました。そのあたりのことは、また会社のnoteなどに書いていきたいなと思っています。

 

 

ぼんやりとおもっていること

1か月くらい前、陰鬱な気持ちがすごく続いたので本を読んだ

1か月くらい前からすごく陰鬱な気持ちが続いて、気づいたら涙を流したり、大声で泣きたくなったり、感情が難破船の上に乗せられているような状態だった。原因不明で、季節の変化によるものなのか、ホルモンバンスによるものなのかと思っていたが、10日か2週間くらい続いた。顔本で思い切って顔本友達たちにおすすめの本を聞いて、かたっぱしから図書館で借りて読んでいった。

松浦弥太郎さんの本

 

別の友人からそれぞれの本を紹介してもらった。私は松浦弥太郎さんのことを今回初めて知った。少し近くから語り掛けるような押しつけがましくない優しさがあった。

読んでいてなんとなく「この辛さにはなんらかの意味がある辛さなのだ」と辛い気持ちを持っているこの状態を受け入れることができた。そしてつらい気持ちの原因は、ーーー所得が前年比80%オフという状況が18か月以上続き、経済力に自立できない・家族では夫だけが命を削って仕事をして生活費を稼いでくれているというこのジェンダー不平等がいきすぎた状態がつらいのだ。

マルチ商法の勧誘でも有名なあの本

紹介されたとき、この本はマルチ商法の勧誘でもよく使われる本なので若干身構えた。この本が出版され話題になったとき私は中学生で、当時は読んでもよくわからなかった。けれども今なら腑に落ちた。むしろ中学生ではわからないような。

「古いチーズに見切りをつけるのが早ければ早いほどそれだけ早くチーズは見つかる」など「言うは簡単だなあ」と思う。旅行業界、外国人観光客関連、それらをすべてあきらめたほうがいいのだろうか?

自分を時代に適用させるためにはいったん自分が世の中に対してどんな貢献ができるのか整理する必要があるなと思い、有料キャリアカウンセリングの活用を視野に入れた。

ミニマリストの人の本

「セルフヘルプ」という本を薦められた。図書館で検索したところ複数の結果が出て、こ本も検索結果に表示されたので、借りてみた。意外と、自分のもやもやが言語化された。

今の私は「学習性無能感」に悩まされているものだとおもっていた。「自己否定感」が積もっている状況ともいえた。のでそれをなんとかするためには「コーピング」が必要そうだが、私はコーピングにあたるものがなにもない。なんという無趣味でつまらない人間なことか。。。

「自己効力感」を得られるにはなにをすべきか。

いままで地図がなかったのに目的地がぼんやりと書かれた地図を見つけられたような気持になった。

コーピング、どうしようなあ~~。

つづく。