今年(2013年)のラマダーン(断食月)が始まり、もう十日が経とうとしています。2013年の断食月は7月10日から8月8日くらいまで。こういう記事を書くのには遅くなりましたが、断食月中にインドネシアに出張される方、視察される方は以下のことを注意してほしい・知っといてほしいと思っています。
- 人前でむやみに飲食しちゃイカン
- 盗難が多くなる
- エッチなお店、アルコールの入手が難しくなる
- インドネシアで商売させていただく、という気持ちを忘れないで
- 雨期が続いています。折り畳み傘、あると便利です
追記 2015年版書きました↓
↓日本でイスラム教徒を接遇される方へ、おもてなしノウハウをまとめた電子書籍を出版しました。
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1)人前でむやみに飲み食いしちゃダメ!
インドネシアは人口の8−9割がムスリムの国。断食月中、ムスリムのみなさんは日没まで水や食べ物、タバコを含むあらゆるものを摂取してはいけないとされています。日中、みんなおなかぺこぺこ、喉からから。そこのところ「空気読んで」、なるべく配慮してください。
日没の合図とともに、みんな飲み食いをはじめます。日没とともに、タクシーやレンタカーの運転手さんが飲み物や食べ物にありつけるよう配慮してほしいと思います。
2)盗難に注意!
ラマダン後は、日本でいう盆と正月がいっぺんにきたようなカレンダーイベント「イドゥル・フィトゥリ(ハリラヤ、断食月明け大祭)」があります。イドゥル・フィトゥリ用の服を買ったり、イドゥル・フィトリで配るお年玉を用意したりと、断食月中はなにかとお金が必要な時期。よって、ひったくりや置き引きなどが増えます。注意しましょう。
また、パスポートも持っていかれてしまったときのために2部くらいコピーしてトランクケースに入れておきましょう。再発行および帰国に必要な書類を作る際、あるとスムーズです。
3)エッチなお店は大概閉まる。アルコールも手に入りづらい。
ラマダン中はそうらしいです。私は女性ということもありそういう話はうといのですが、営業しちゃダメと州の条例で決まっています。もちろん隠れてやってる置屋もあるでしょうが、厳格なイスラム団体が奇襲してきた場合、どうなっても知りませんよ。
アルコールが出るお店も限られています。(本当は禁止されています)たまにこっそり、まわりの人にバレないようにコーヒーカップに入れて出してくれるお店もあるので、ちゃんとお礼をいいましょう。
ちなみに、駐在している日本人へのおみやげにアルコール類を持って行くとみんな喜びます。ちなみに私は梅酒が好きです。
4)「インドネシアで商売させていただく」という気持ちを忘れないで。
これはラマダン期間中に限らず、私がすべてのインドネシアに来る日本人に言いたいことです。東南アジアの人たちを見下しているような人、少なくありません。インドネシアの人たちは、あなたにはわからない素晴らしいものを持っています。異文化を尊重できず、「好景気だから来てやったぜ、モノがなくて困ってんだろ、先進国の日本サマが協力してやるぜへっへっへ」というような態度の人、にじみ出ていますよ。インドネシアの人、わかりますよ。日本人の印象悪くなるので、ほんとやめてください。
モノ売る系の企業は、市場が狭まる日本でやっていけなくなるからインドネシア市場を見に来た、というところが多いと思いますので、ほんと上から目線の人は来ないでください。はい。ほんと。頼みます。まじで。
5)折り畳み傘があると便利
ラマダンとは関係ない話です。7月前半に39度を記録した日本と同じように、インドネシアでも異常気象が続いています。本来この時期は雨期が終わってるはずなんですが、今年はまだ雨が突然ザーザーと降るときがあります。同じ通りでも200メートル離れただけでかたや快晴かたや大雨という、マンガのような気象状況。
ステルスマーケティングで申し訳ないのですが、マリメッコのワンタッチ式の折り畳み傘が便利です。おすすめ!
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