みきほ氏ブログ

川崎在住、トリリンガル。日本にくる外国人観光客事情と対応術、インドネシア・マレーシアまわりのことを中心に書いています

フードバンクかわさきに食器を寄付しました【追記あり】

日本に帰ってきてから、目につくようになったトピックの一つが日本国内の貧困です。


私が幼少期の頃、「アジアやアフリカの食べ物がない子どもたちのために募金を」という活動がみられましたが、現代のインドネシアに限って言えば、社会全体でイスラム教的な喜捨の精神が発達しているので、うまくセーフティネットが作られているように感じました。時代も時代ですがね。外国云々はさておいて、帰国してから報道や書籍などを見るに、どうも日本もヤバいらしい。ヤバい人は本当にヤバいらしい。そしてそのヤバい状態の人はけっこう増えているらしい。

インドネシアと違い、日本では乞食行為が違法とされているのと(違法でなくなったとしても社会倫理的に難しそうだよな)、なにかとみんな身ぎれいなので、そういう問題は具体的に可視化されにくい。

そんな日本で、自分は何ができるか。川崎に引っ越してからも、「食べるものが本当にない」という方に対して、自分ができる範囲で何ができるか。なんとなく考えていたところ、「フードバンクかわさき」に行き着きました。

兼業農家の実家だと、寄付する食べ物の選択肢がたくさんあるのですが、マンション暮らしだとそうはいきません。自分も食材を買って食べる立場なのですから。

そのかわり、引っ越しのタイミングで夫の実家から譲り受けた大量の食器類がありました。

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★写真はイメージです


「食べ物の寄付はできないけど、食器を食べ物の配布先の家庭なんかに役立ててもらえばいいなーそういうところ紹介してもらえないかなー」
という気持ちでフードバンクかわさきに問い合わせたところ、フードバンクかわさきでも食器の寄付を受けてくださるとのことでした。

というわけなので、お送りしました。食器がどのように使われるかわかりませんが、どこかで役立てていただけるとうれしいです。

(ただ、送るのにかかった送料は、オークションゆうパック80サイズで750円。届いたモノよりこの750円を寄付した方がフードバンクかわさきとしては助かるんじゃないかな...とも思ったりしました)

フードバンクかわさきの活動について

Facebookページがいちばんアクティブのようです。

食べ物以外に、110サイズや120サイズの男の子のお洋服が必要という声もありました。

自分にとっては「いらないな〜捨てようかな〜」と思ってるものは、誰かが必要としているものかも。

 【追記】寄付方法について、フードバンクかわさきさんの場合は、匿名希望での寄付や事前連絡なしの物品郵送も問題ないとのことでした。連絡やりとりが面倒という方も気軽にやってみるといいんじゃないかな!(8/25 10:00)

実際、捨てるのが一番お金も梱包の手間もかからなくて楽なのですが、こういう選択肢をとってくれる人が一人でも増えれば、世の中として悲しいことが少しは減るんじゃないかなと思います。

これは私の考えですが、誰もにとって貧困問題は「明日は我が身」になる可能性があります。生活保護だっていつか自分が受ける可能性がありますよ。未来の自分への寄付と思ってやってみるのをおすすめします。

全国のフードバンク

農林水産省が全国のフードバンクのページをまとめています。

興味を持たれた方は、お近くのフードバンクに問い合わせてみてください〜。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。